コンバースのオールスターJは履きつぶれない頑強な作りだ!
百寿を過ぎ、誕生時とほぼ変わらない姿で、定番を体現し続けるコンバースのオールスター。この安心感が年代を超えて愛される要因なんでしょう。ただ、よくも悪くもクラシカルな元バスケットシューズ。屋外で履けばイタミが激しい。そこでビックリなのが、今やすっかりお馴染み、日本製のオールスターJです。
コンバースのオールスターJ
2013年に登場すると、ファッショニスタから目の肥えたファンも唸らせてロングセラーに。ヒールラベルには「MADE IN JAPAN」のロゴが印字され、日本製ゆえのしっかりとした作りに。HI、LOともに1万2000円(コンバースインフォメーションセンター)
コットン100%になって雰囲気バツグン
現代は化繊のシューレースが当たり前だが、本作では昔ながらのコットン紐を使用。キャンバスアッパーとも馴染みよく、素朴な雰囲気がたまらないファンの多いディテールだ。
史上初のシグネチャースニーカー
創業者マーキス・コンバース
日本国内でヴァルカナイズド製法にて作られる
アゲ底
スタイリングによく取り入れるという鈴木さんによると、「’80年代のモデルをイメージした、日本産のヴァルカナイズド製法。味のあるボリューミーなソールに綿紐など、ヴィンテージ感漂います。アウトソールなど見た目のデザインは同じですが、日本の職人の手によるヴァルカナイズド製法により、全体の耐久性が格段に向上しているのも嬉しいですね」。
つまりプリミティブな姿を深める一方で、性能はアップデート。何かとアガるロングセラーなんです!
買い説者:スタイリスト 鈴木 肇さん
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年7月号の記事を再構成]
写真/若林武志 武蔵俊介 文/吉田 巌(十万馬力) 秦 大輔 桐田政隆 臺代裕夢 スタイリング/鈴木 肇 イラスト/TOMOYA 田中 斉