ペニーローファー

モディファイド木型のVチップをはじめオールデンには名靴が数多く存在しますが、そもそもここが日本で注目されたきっかけは某名門米国ブランドのローファーを手掛けていたから。

以来、ここのペニー&タッセルの2大ローファーはアメトラ靴の不朽のアイコンとなり、今も各セレクト店が欠かさず展開。英国や欧州のそれと明らかに異なる硬派な味がイイんですよね。

 

オールデン

オールデンのローファー

ペニーローファー(99162)は、本国展開モデルよりも甲を高めにし、サドル位置も履き口側に寄せたヴァンプを長めに設定。タッセル(664)は、オールデンの中で最も幅が狭いシャープな木型だ。ともにローファー界のレジェンド。ペニーローファー12万9000円、タッセル12万4000円(以上、ラコタ)

 

日本向けは履き口が改良されている

日本向けは履き口が改良されている

 

アメトラ名門ブランドも惚れ込んだ
ハンド“ト”リップモカ

なかでもペニーローファーのモカの美しさにはついうっとりトリップしますが、じつはこれ、神ワザの賜物でした。

「こういうゴツゴツした飾りモカは米国ローファーの特徴ですが、オールデンはこれを手縫い、しかも裏まで針を貫通させずに革表面だけをすくい縫いする、非常に高度なスキンステッチで仕上げています。繊維が硬く針が通りにくいコードバンでこれを行うのは超至難。同社の職人の中でも、たった数名しか縫えないんです」(ラコタ 吉川さん)。

入荷待ちが恒常化してるオールデンですが、こんなふうに職人の神ワザに頼っていれば当然!?

芸術的スキンステッチ
縫える職人は数人のみの芸術的スキンステッチ

 

吉川雅也さん
買い説者:ラコタ/吉川雅也さん

 

※表示価格は税抜き


[ビギン2018年7月号の記事を再構成]
写真/若林武志 武蔵俊介 文/吉田 巌(十万馬力) 秦 大輔 桐田政隆 臺代裕夢 スタイリング/鈴木 肇 イラスト/TOMOYA 田中 斉

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