あのスニーカーがクールなワケはカーデザインにあった!?
どのクツがどのクルマでSHOW?[スニーCARモーターショー]
クルマもスニーカーも同じ移動を手助けするための手段!? 加速性能を高めるために生まれたボディシェイプにあやかるように、じつはカーデザインに着想を得たスニーカーがあるんです。まさしく“スニーCAR”! そんな話のネタになるクールなスニーカーをご覧ください~。
あのスニーカーがクールなワケはカーデザインにあった!?
クルマがデザインソースとなったスニーカーはどれ?
ワンピースアッパーが大胆なドアパネルみたい!?
NIKE AIR JORDAN 18
ナイキ エアジョーダン 18
マイケル・ジョーダン(MJ)の最後の引退を飾った一足。MJが膝を痛めていたことからクッション性に優れている。きっかけはMJの愛車で、贅沢に使われたフルグレインレザーはさながら高級車。参考商品。
LAMBORGHINI Murciélago[ランボルギーニ ムルシエラゴ]
90年から00年代頭まで生産されていた名スーパーカー「ディアブロ」の後継としてデビュー。カウンタックより継承される鉄板を折り曲げたようなウェッジシェイプデザインが特徴的だ。イタリア語で「コウモリ」を意味するそのモデル名の通り、垂直に持ち上がる大胆な「シザードア」はまさにコウモリの翼のよう。
アッパーの有機的な曲線と黄色いジャンプマンに注目
NIKE AIR JORDAN 14
ナイキ エアジョーダン 14
ブルズでプレーする最後の年に誕生したAJシリーズの14作目。履き口からトウにかけて走る曲線がスピード感を演出し、ジャンプマンロゴのデザインもスポーツカーに敬意を表しているのがうかがえる。参考商品。
Ferrari 550 maranello[フェラーリ 550 マラネロ]
数々の名車デザインを世に送り出してきたイタリアのデザイン会社、ピニンファリーナによるもの。フェラーリによく見られるエンジンを後方に積む「ミッドシップ」に対し、マラネロでは前方に積む「FR(フロントエンジンリアドライブ)」に。ゆえの伸びやかなロングノーズは駿馬の筋肉質な背中にも見える……。
スーパーカーを思わせる角ばったアウトソール
NEW BALANCE XC-72
ニューバランス XC-72
70年から80年にかけて生まれた、クロカンシューズのグリッパーソールと、トレイルシューズのワッフルソールとランニングシューズのEVAソールを融合。極めて斬新なデザインだが懐かしさも感じる。参考商品。
LANCIA STRATO’S ZERO[ランチア ストラトス ゼロ]
カーデザイナーの鬼才、マルチェロ・ガンディーニ氏がデザインした稀代のスーパーカー。1970年代のスーパーカーブームでよく見られる角ばった外装「ウェッジシェイプボディ」の先駆けとなったクルマの一つだ。モデル名は「成層圏」に由来。傾斜のついたフロントウィンドウは近未来的な宇宙船を彷彿とさせる。
決して変わることのない王道の美学が宿るデザイン
NIKE AIR JORDAN 6
ナイキ エアジョーダン 6
マイケル・ジョーダンが初めてNBAを制覇したときに着用した不動の名作モデル。ネオクラシックの精神を根底に持つゆえ、ハイテクでありながら有機的な流線形デザインも兼ね備えた奇跡の一足だ。参考商品。
PORSCHE 911[ポルシェ 911]
50年以上変わらないデザインで親しまれ続けるポルシェのフラッグシップモデル。エンジンが車体の後方にある「RR(リアエンジンリアドライブ)」ゆえ、後ろにかけて膨らむ流線形は、誰もがそのシルエットを見て「911」と特定できるほどだ。スポーツカー生まれの機能に先だったデザイン性はドイツ車ならでは。
ふくよかな曲線美でモノ好きを魅了する定番黒ストレートチップも、じつはポルシェ911のから影響を受けているとのこと。たしかに、横から見られる抑揚のあるグラマラスなフォルムはまさに911に通じるものがあるのかも……。控えめなコバもまた曲線美を後押し。21万7800円(ストラスブルゴ カスタマーセンター)
構築的に組み合わさったマニッシュなブロック塊
addidas CRAZY 1
アディダス クレイジー1
バスケット選手、コービー・ブライアントのシグネチャーモデルの元ネタ。ブロックの塊のようなデザインが特徴的だ。ホワイトカラーは某SF映画にちなんで“ストームトルーパー”と呼ばれている。参考商品。
Audi TT RoadStar[アウディ TT ロードスター]
1990年代に誕生し、のちに他の車種にまで影響を与えたといわれる、アウディのデザイン美を詰め込んだ一台。そのデザインの大きな要素が「円」だ。バウハウスに着想を得て、フロントからルーフ、ハッチバック、フェンダーにかけてすべてを円のような曲線で構成。美しさもあり、ドイツ車らしい力強さも感じられる。
ちなみにカーデザインではないけど
モータースポーツファッションがブームに!?
PUMA[プーマ]
スピードキャット
海外ファッショニスタの間ではモータースポーツの服をお洒落に着こなす「レーシングコア」が密なトレンドに……!? 特に足元からカジュアルに取り入れるのが流行りで、控えめなボリュームのドライビングシューズをローテク感覚で履くのもアリ! 1万4300円(プーマ お客様サービス)
エイサップ・ロッキー
エミリー・ラタコウスキー
※表示価格は税込み
[ビギン2024年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。