おしゃれなあの人はどんなクルマと服で旅に出る?目的別・旅スタイルSNAP
そろそろ出会いたい好きなクルマ
車と服のイイ関係を考えた結果、VESTがBESTという結論に至りました。理由は次の3つ。①袖がないから運転しやすい②脱ぎ着がラクで体温調節しやすい③今から冬まで使える着回し力が高い
残暑かつ暖冬という気候を踏まえても最良の選択じゃない? それぞれのライフスタイルと最高にマッチングするセンスのいい車選び、Let’s Begin!
長旅を快適に楽しむヒントが見つかるSNAP
旅上手のクルマと服と
全国の美術館を巡るカルチャー派から、大自然を満喫したいアクティブ派まで。おしゃれなあの人はどんなクルマに乗り、どんな装いをし、どんなアイテムを携えて旅を楽しんでいるのだろう。ここでは思わず真似したくなるクルマ旅のスタイルを、スナップ形式でご紹介します。クルマ旅をコンフォートに、そしてスマートに楽しむヒントが見つかるかも!
【サーフィン旅】いい波を求めてどこまでも
カリフォルニアサーファーに憧れて。90sレトロセダンで海にゆく
愛車はメルセデス・ベンツ 1990年製300E
パタゴニアのバギーズは90s風のレトロ柄に一目惚れ、ビーチでも歩きやすいニューバランス1500ラフなメッセージを施したイル ワンエイティのロンT9900円(ユナイトイン)。
イル ワンエイティ デザイナー 金子敏治さん
2024年に新ブランド「イル ワンエイティ」をスタート。10代よりサーフィン、アメリカンカルチャーをこよなく愛する。お気に入りのサーフエリアは茨城。
以前カリフォルニアで、ローカルサーファーたちが古いベンツにボードを積んで乗る姿を目にしました。サーフィンといえばワゴンやワンボックスのイメージがあるなか、そのラフさが妙に自分の感覚とマッチして。その後、手に入れた300Eはベンツの技術がピークに達した90年代製で、とにかく剛性といい乗り味といい素晴らしい。長時間運転しても疲れにくく、ライディング後の運転も安心です。あとはウエットスーツに着替えやすいロンT × ショーツのラフな服装でも、300Eに乗ればサマになる。そんな懐の深いネオクラシックなデザインも魅力です。
助手席を倒すとショートボードがピッタリ載せられる
ガバッと出し入れできるグルカのNo.87を愛用
着替えに役立つピルグリムのウェットバッグ
【ミュージアム旅】1dayトリップでインプット
アートと911はアイデアの源泉である
愛車はポルシェ 2004年製911 カレラ4S
財布とスマホはCFCLのサコッシュに忍ばせて、ルメールのスリッポンで適度に品よくカジュアルに、シームレスで着心地抜群の山内のセットアップ。
ゴールドウイン マーケティング 田中博教さん
山梨の「GASBON METABOLISM」をはじめ各地の美術館を旅し、アートにも精通。運転好きでもあり、VWのトゥーランも所有する。
写真やアートが好きなのはもちろん、インスピレーションの種を見つけられるのが美術館を巡る理由。現地には911で行きますが、手足の動きとシンクロするような乗り味のおかげで頭の中がクリアになり、道中に仕事のアイデアが浮かぶこともあります。装いは清潔感と動きやすさを意識。最近は国内ブランド、山内のジャージセットアップが重宝しています。アーティスト横坂竜也氏のPRを手伝った折、運よく譲り受けた憧れの911。アートの縁で出合った車で、また新たなアートに出合う。我ながら浪漫的だなと思います。
作品や美術館はライカM2で記録
【ゴルフ旅】最高のコースを探求する
ゴルフへの道のりをさらに高揚させる名門ならではの走り
愛車はジャガー 2020年製E-PACE
キャロウェイアパレルのパンツは8wayストレッチ、洗練スポーティをまとめるブラックのナイキシューズ。車中もプレーも楽チンなキャロウェイ アパレルの半袖スウェット1万3200円(キャロウェイ ゴルフ お客様ダイヤル)
キャロウェイ アパレル プレス 高津戸真吾さん
セレクトショップPRから、好きが高じて現職に。月3回は近県のゴルフ場を巡るフリークだ。お気に入りは群馬県の「THE CLUB golf village」。
ジャガーを代表するスポーツカー“F-TYPE”がベースというだけあって、コンパクトSUVながら高速の運転が超爽快! ゴルフ場に向かうときの高揚感をさらに加速させてくれる相棒なんです。ドライブを邪魔しないよう服はノンストレスなものを。プレー中はもちろん、普段着としても使える半袖スウェットは、ちなみに今季のイチオシです(笑)。名門といわれるゴルフ場に行くと、周囲は高級車ばかり。そこに溶け込む名門エンブレムも気に入っているポイントです。
小物を携行するキャロウェイ レッド レーベルのカートバッグ
【キャンプ旅】家族とギアをのせて一泊で
フィールドを駆け巡るパワーと走破性は最強!
愛車はトヨタ 2000年製ランドクルーザー70
ゴルフブランドとコラボしたミズノの白バケットをアクセントに、アシックスGT2160の高反発性で砂利道も快適。軽くて肩が凝らないフィルター017のマウンパ2万1500円(ピープルショールーム)
ピープルショールーム 代表 山田昭一さん
数多のアウトドアブランドのPRやディレクションを担当。最近は神奈川・道志エリアを中心にキャンプや釣りを楽しんでいる。
ロケハンがてら家族でキャンプをするのが週末の定番。パワフルなランクル70は悪路を難なく走り、一泊二日の家族の荷物とギアも余裕で積み込めるうえ、広いトランクは雨天時の子供のシェルターにもなります。運転中は肩が凝らないハイテクウェアで。色を合わせたセットアップ風なら旅先の店にも堂々と入れます。とにかく年中フィールドを走り回るため、100万kmと言われるランクルの走破性は頼りになる。動く限り乗り続けたい!
アイヴォル × キャプテン サンシャインのハネ上げサングラス
※表示価格は税込み
[ビギン2024年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。