夏の装いを足元から見直す![HOT TOPIC]
【NIKE、Reebokなど】“コート系”の名作レジェンダリーシューズたちが復活!
夏の装いを足元から見直す![HOT TOPIC]
気分がアガる一方、Tシャツにショーツなど薄味になりがちな夏の装い。となれば、キモになるのは文字通り足元ではないでしょうか? 今アツいトピックをベーシック好きに刺さるブランド&モノから厳選! 夏の装いをさり気な~くクールに格上げしてくれるはずです。
紳士のスポーツに即した大人顔に今再び熱視線が!
派閥争いが盛んなのは政治だけの話じゃなし。スニーカー界でもローテクだハイテクだダッドだと、個性豊かな派閥たちが覇権を競いあってます。が、語れる背景を欲す大人たちの胸に熱〜い火を灯してくれる派閥といえば、やっぱりこれ。
そう。テニスシューズとして生を受けながら、ファッションの領域でも市民権を得ることになった、“コート系”の名作たちが、昨今軒並み復活してるんです!
今じゃバッシュやスケシューなんかも広義でコート系にカテゴライズされることもありますが、佇まいから発せられる品は、やっぱりテニスに一日の長あり。紳士のスポーツだけあって、着用するアイテムに関しても厳密なレギュレーションが存在しますからね。テクノロジーと品の黄金バランスを導くために、開発時それはそれは試行錯誤を重ねたんだろうなぁと。
でもだからってテニスを出自とするコートシューズならなんでもいいかというと、当然そんなわけなし。できるだけ濃イイモデルをチョイスするのがビギン魂でしょ!
復権! 名作コート
わかる人にはわかってもらえるレトロカラーで令和にアタック
NIKE[ナイキ]
ナイキ アタック QS SP
当時ナイキと契約していたマッケンローのため、84年に製作された「マックアタック」ベースの復刻モデル。ライトスモークグレー×ブラックにチェッカーフラッグタグを配した、オリジナルを彷彿とさせる配色は、不思議と古さ0。1万6500円(アトモス カスタマー)
キャプオリジナルと同じチェッカーフラッグ柄
59年生まれの米国人選手。80年代を代表する名選手ながら、気性が激しく、審判にも頻繁に噛み付く姿などから̏悪童̋の異名を持つ。
クリーンをとことん突き詰めた隠れ名品
adidas Originals[アディダス オリジナルス]
ロッド・レーバー
アディダスの共同開発によって70年に誕生した、シグネチャーモデルの復刻版。アイコンの3ストライプスすら省いた、テニスのレギュレーションにも適応するミニマル顔は、トレンドとは無縁で長らく現役を貫いてくれるはず。1万450円(アディダスお客様窓口)
トレフォイルロゴの下には名手の名前がしっかり鎮座
38年生まれ。62年と69年の2度、年間グランドスラムを達成した史上唯一の選手。スピーディーな動きからついた異名は̏ロケット̋。
90年代当時衝撃を与えたテクノロジーのW搭載
Reebok[リーボック]
コートヴィクトリー ポンプ
90年に誕生した名機の復刻モデル。空気の力でフィッティングを調整する“ポンプシステム”と、特殊素材をヘキサゴン(六角形)状に組み合わせてクッション性を高める“ヘキサライト”のコンビネーションは、当時極めて画期的だった。2万4200円(リーボック)
航空宇宙業界用に開発された衝撃吸収システム「ヘキサライト」
72年アメリカ生まれ。男子シングルスグランドスラム最年少優勝記録保持者(17歳3か月!) 。錦織圭選手のコーチとしても有名。
ってことで推すのがこの3強。いずれもかつてテニス史に名を刻む名プレイヤーたちに愛されていた過去を持つ、レジェンダリーシューズです。詳細は上に譲りますが、各社のテニスカテゴリーにおける虎の子の復刻に、今後のコート系人気の再燃を予想する次第。
通に響く独創顔なのに華美じゃなく、コーデに取り入れやすいのも大いなるアドバンテージです。
※表示価格は税込み
[ビギン2024年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。