ブルース・リーの勝負服にはソソる物語があった
考えるな! 感じたら買うべき(笑)
「見たことある〜!」とツッコんだ人はきっと映画好き! そうじつはコレ、ブルース・リーの勝負服なのです(笑)。だた、この服の歴史まで知る人は少ないでしょう。
ブランドは利工民(リークンマン)という1923年創業の香港が誇るカットソーの老舗なのですが、その背景にはソソられる物語が。
それは香港がイギリス領だったからこそなのですが、コレ、英国紳士がスーツの下に着る紳士肌着だったんですよ! 深い開きや、タックインしやすい長い着丈はそのため。主役(ブルース・リー)の勝負着ですが、その本質は脇役に徹した肌着なんです。
鹿パッケージが目印
着丈が長い作りだからパンツにタックインしやすい
利工民(リークンマン)のTシャツ
利工民が作る肌着は、ランク別にラインナップされていて、こちらはその中でも最高品質“金鹿”と呼ばれるもの。開きの裏側に見えるラベルがそれ。非常にキメの細かい生地感で、タッチが滑らか。7000円。(ブライスランズ)
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年6月号の記事を再構成]
写真/大嶽恵一 文/いくら直幸 吉田 巌(十万馬力) 秦 大輔 星野勘太郎 伊藤美玲 礒村真介 桐田政隆 黒澤正人 今野 壘 黒澤卓也 栁澤 哲 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/北村達彦 イラスト/TOMOYA daisketch