Apr-12-2024

【ドレステリア】1.5万円で本格仕立てを実感! “職人知恵”が際立つドレスシャツ

1.5万円で本格仕立てを実感【ドレステリア】の“職人知恵が際立つドレスシャツ”

ブランドを代表する、あの定番品って何がすごいの?それを探るべく、日本の北から南まで駆けずり回って工場取材。そこには長く売れる理由がありました!

日本中を駆け抜けて取材しました
“突撃、定番品生誕工房”[鹿児島編]

スーツ姿がビシッと決まる! と売れ続けているシャツが「ドレステリア」にあります。それが鹿児島にあるシャツ専業の自社工場、フレンチブルーで作るオリジナルシャツ。日本製なんてさぞかしお高いんじゃ……と思いきや、まさかの1.5万! コスパがいい理由は、職人たちの創意工夫から生まれた知恵にあります。

まず“おりふせ”縫いの採用。これは高級ドレスシャツに用いられる縫い方で、縫い代が肌にザラつくことがなくとっても快適。手間も熟練技も要するので今は縫える職人が減っているんですが、フレンチブルーの職人は皆マルチスキルをもつ多能工なので、高品質を保ちながら効率よく縫うことが可能。海外の工場でロックミシンを使い、ダダッと縫うだけのシャツとは訳が違います。

また、シャツの顔である衿にスプーンを使うのも独自の知恵。その面構えのよさは、他ブランドからオファーがくるほど評判なんです。

こうしたハイコスパな作りでロングセラー化しているシャツは、サイズが命だけに気に入った色柄を見つけたときが買いどき。ショップで探すときは日本製の証し、日の丸タグが目印!

DRESSTERIOR ドレステリア ワイドカラークレリックシャツ
オリジナルデザインのこのタグが目印!

DRESSTERIOR ドレステリア ワイドカラークレリックシャツ

DRESSTERIOR[ドレステリア]
ワイドカラークレリックシャツ

共にクレリックシャツで、手前は上品なライトグレーベース、奥はストライプの柄合わせが美しい。第1ボタンを外すと頭文字「D」の刺繍がちらりと覗く遊び心も人気のポイント。手前:1万5400円、奥:1万7600円(ドレステリア渋谷スクランブルスクエア店)

作っているのは……
知る人ぞ知る鹿児島のシャツマイスター「フレンチブルー」
DRESSTERIOR ドレステリア ワイドカラークレリックシャツ
ツルの渡来数日本一! 特攻基地もあった鹿児島出水市で、2003年に本格始動したシャツ専業の自社工場。メンズシャツを中心に名だたるブランドを手掛ける。

 

うちはマルチスキルの多能工揃いです

Profile

代表取締役

嶋池 浩さん

Profile

工場長

岡 智恵子さん

裏から見ても美しい今では稀有な“おりふせ”

DRESSTERIOR ドレステリア ワイドカラークレリックシャツ
手間のかかる縫い方は丁寧に作られたシャツの証し

DRESSTERIOR ドレステリア ワイドカラークレリックシャツ
生地端を包んで縫うから縫い代が肌に当たらない

シャツの命、衿を形取るのにプロが選んだのは“スプーン”!?

DRESSTERIOR ドレステリア ワイドカラークレリックシャツ

DRESSTERIOR ドレステリア ワイドカラークレリックシャツ
形取って……、裏返す! そのままキープ!

DRESSTERIOR ドレステリア ワイドカラークレリックシャツ

手術用のメスのように異なる形のスプーンがずらり。自主的に持ち寄ってシャツごとに使い分けているのだそう。なかにはカニ用も!

 
※表示価格は税込み


[ビギン2024年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

Begin 2024年5月号

Begin 2024年5月号

〇(マル秘)MADE in JAPAN大捜査

定価820円(税込)

詳しくはこちら

Begin Recommend

facebook facebook WEAR_ロゴ