［DENIM］その道のプロが分析する投資買い“優良銘柄”

あれも、これも……値上がり!?　そんな今だからこそ先を見越していいモノを！　各分野に精通するプロフェッショナルたちに、今後の値上がり期待度ＭＡＸな銘柄をヒアリング。将来値上がりしたら売っちゃう？　いやいや、より一層大切に持ってたくなっちゃうはず！

今回プロ分析してくだるのは……

Profile

ベルベルジン　ディレクター

藤原 裕さん

原宿の老舗ヴィンテージ店の舵を握る、言わずと知れたデニム界のカリスマ。自身も生まれ年の80s赤耳501を衝動買いした一人だ。

「これまで、古着業界の通念としては“66後期”までがヴィンテージ。でしたが最近、それが見直されています。本国製で、なおかつ赤耳仕様の80年代前期501。ロクロクまでのような縦落ちは染料や糸の関係で控えめながら、赤耳に由来するサイドのアタリは健在。」

通称「赤耳」を備える最後のアメリカ製だ

「40年の時間の経過を考えれば、最後のヴィンテージと言っても過言じゃない。その証拠に価格も十数年で3倍。コンディション良好なら7万円前後の高値もありえますが、今はまだ数もあるので自分の生まれ年を探すのも楽しいかもしれません。」

内タグの表記で年代を判別。写真は82年11月製

U-10万円で買える最後のヴィンテージ

LEVI’S［リーバイス］
80s前期赤耳501

世界的なヴィンテージ熱の高まりに押し上げられ脚光を浴びる、1977年頃～84年頃まで製造された赤耳501。アタリの濃淡穏やかで控えめな表情が逆に今どき。（ベルベルジン）

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※表示価格は税込み

［ビギン2024年4月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。