パイロットウォッチ道の初めの一歩はシチズン プロマスターGMT付き自動巻きで

デザインに航空機モチーフを取り入れつつ、シンプル＆個性的お顔に

今年（2024年）、誕生35周年を迎えた、プロフェッショナルのためのウォッチブランド「シチズン プロマスター」では現在、「LAND」、「MARINE」、「SKY」の3シリーズが展開中です。で、そのうちの「SKY」シリーズから去る1月25日に発売された「メカニカルGMT」は、プロマスターで初となるGMT機能搭載の自動巻きモデル。この機能を備えたことで、本モデルでは2つのタイムゾーンを読み取ることができるパイロットウォッチとなりました。

GMT機能とは、時差が異なる2地域の時刻を同時表示するワールドタイム機構のうち、専用の24時間針（GMT針とも呼ばれる）が24時間目盛りを指し示すことで、第2時刻を表示する機能のこと。ビジネスのグローバル化が進む現代、必要不可欠な機能として、多くの時計に備えられるようになりました。そして本モデルにおいても自動巻き式パイロットウォッチながら、こうしたニーズの高まりを受け、このGMT機能が付加されたのです。

ところで「メカニカルGMT」にはパイロットウォッチらしく、航空計算尺が搭載されています。その目盛りは文字盤外周の見返しリングに記されており、リューズ操作で、このリングを回転させることで求めている数値を知ることができます。一方、ベゼルは固定式で、そこに刻まれている数字＆目盛りは、じつは件の24時間表示。これを24時間針が指すことで第2時刻が確認できるのです。ちなみに、このベゼルのトップ面に、航空機の機体のような丸みがつけられていることがおわかりでしょう。パイロットウォッチの外観は、概していかついものになりがちですが、本モデルでは、このアールづけされたベゼルにより、表情がソフィスティケートされたものになっております。

文字盤もまた、インダイヤルのないスッキリとした印象。それでいて時分針は極太で、これらが大ぶり表示のアラビアン＆バーインデックスと相まって、視認性は抜群です。また、ピラミッドパターンのローレットが刻まれた大ぶりリューズは、グローブ越しでも操作性が楽勝。ケースとブレスレットを連結し、着用時のブレを防ぐ役も担う弓カン（エンドピース、フラッシュフィットとも呼ばれる）には、航空機の翼断面から着想を得たデザインが取り入れられてもいます。なお、ムーブメントに第2種耐磁が備わっているというのも、デジタル機器に触れる機会の多い昨今、大助かりのスペックといえましょう。

本モデルにはグレーベゼル×シルバーカラーケースの「NB6046-59E」と、さらに精悍な姿のオールグレーモデル「NB6045-51H」の2タイプが存在。いずれも価格は13万円台と、自動巻きパイロットウォッチとしては買いやすいプライスとあって、これは時計通にはいわずもがな、パイロットウォッチの入門編として時計ビギナーもかなりイイ1本であるナと思う次第です。

赤い24時間針がアイコンのコンビカラーモデル

「シチズン プロマスター メカニカルGMT」は2モデルで展開中。グレーベゼル×シルバーカラーケースのコンビネーションが上品カジュアルな「NB6046-59E」（写真）では、ブラック文字盤に鮮烈に映えるレッドの24時間針が印象的だ。13万2000円。

全身にグレーをまとった精悍モデルも魅力的です！

文字盤、ベゼル、ケース、ブレスレットと、いずれもがグレーというシック＆精悍な「NB6045-51H」。たとえばスーツスタイルに合わせても決して悪目立ちすることはなく、しかし、手元にラギッドな印象をもたらしてくれる絶妙なカラーリングだ。13万7500円。

時計のたたずまいにソリッド感を付与する多面構成

直線から成る面構成と、それを強調するヘアライン×ポリッシュのコンビ仕上げをケース＆ラグの各所に導入。時計本体とブレスレットをつなぐ弓カン（エンドピース、フラッシュフィットとも呼ばれる）も、それは同様。聞けば、このパーツのデザインは大空を飛翔する飛行機の翼断面から着想を得たものなのだとか。

信頼性の高さを表明するパイロットヘルメット刻印

裏ブタにパイロット用ヘルメットのイラストを刻印。フライト中の安全性を確保し、かつパイロットに安心感をもたらす、この装備品を刻むことで、「シチズン プロマスター メカニカルGMT」が信頼できるツールであることを表現しているのだ。

INFORMATION

(問)
シチズンお客様時計相談室
☏0120-78-4807
https://citizen.jp/promaster/35th/index.html

※表示価格は税込み