世界屈指の時計コレクターが作った変態デザイン時計！ 「GelfmanのIN-16 Nixie」

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世界屈指の時計コレクターであるイリヤ・ゲルフマン氏が、自身の名を冠して立ち上げた時計ブランド「Gelfman（ゲルフマン）」。

設立から7年の時を経てようやく完成したオリジナル時計「IN-16 Nixie（ニキシー）」が、これまたとんでもなくアバンギャルド！

時計界のアカデミー賞にもノミネートされた意欲作

既存の時計とは一線を画す異形のデザインであるこちらは、「ニキシー管」を2つ組み込んだもの。

ニキシー管とはなにかというと、1950年代に登場した、真空のガラスチューブに数字や文字をかたどった電極と特殊ガスを封入し、電流を流して数字を光らせる放電管。いわば、現在主流となっている「液晶」の兄貴的存在ですね。1990年代に生産終了するまで、コンピューターやらエレベーターやらで使用されていました。

今回この時計に使用されているのは、1980年代に製造された貴重なヴィンテージのニキシー管。オレンジ色の神秘的な光を灯しており、まるで映画「ブレードランナー」の世界のようなサイバーパンクな印象を醸し出します。

2桁の数字が表示されるダイヤルは、ケース前面のプッシャーを押すことで「時間と分」「日付と月」「バッテリー残量」の3種類の情報を切り替えられる仕様となっています。また、時計の下にはLEDライトも搭載されており、3色の色で発光させることも可能。

実用性はどうなの？と思われるかもしれませんが、これは徹頭徹尾“ロマン”を楽しむもの。時計界のアカデミー賞とされる「ジュネーブ高級時計グランプリ」においてノミネートされた実績もあり、国際的な評価もお墨付き。まさに「時計好きの時計好きによる時計好きのための時計」といったところでしょう。

普段使いには気を使いそう……ですが、風防はサファイヤコーティングAd-hocクリスタルで、IPX6の防水性能も搭載しており、かなり強靭。ラバー製のベルトはダブルバックル仕様で、時計をしっかりと落下から保護してくれます。

そんな意欲作は、お値段7桁（編集部調べ）！　正直お高めですが、まだ広くは知られていない今のうちに青田買い、ってな感じでいかがでしょう⁉

INFORMATION

(問)
アンドロス
☎03-6450-7068

※表示価格は税込み