風格はそのまま、急速にライト化が進行した!! バブアーのアウター
後ろは最近のバブアーブームの火つけ役、定番のビデイル SL。4万9000円。(バブアー 渋谷店)
たゆまず進化するからこそレジェンドであり続けるのです
まずは上の2着のビデイルを見比べてください。ともに伝統のワックスコットンにしか見えないでしょ? でも手前は最新のノンワックス生地を使用。ゆえにニオイもベタつきも皆無で、ワックスが入っていない分、着心地もライト。
加えて裏地をメッシュ素材の半裏にしたほか袖リブも割愛したもんだから、38サイズで比較すると約440gもの軽量化を達成してるんですよ!
最近のバブアーは春夏になるとノンワックス系の軽量アウターにテコ入れしており、これが現代フィットの「SL」モデルの登場以降、世界的に盛り上がったバブアーブームにさらなるブーストをかける要因に。
その中には、このように英国正統アウターの風格ばかりか、“味”まで完璧キープしたモデルも多数存在するんですね〜。レジェンドアウターを一年中着たかった人は要チェックです!!
バブアーのビデイル SL ピーチド
ピーチスキンのように表面が起毛した素材は、ポリエステル55%+コットン35%+ナイロン10%。昨年も同様の素材は登場したが、今作のほうが生地のラギッドさが抑えられ、よりコーデ力がアップ! 各3万4000円(バブアー 渋谷店)
裏地も軽量化
バブアーのライト化考察
左のビデイル SLは、ぬめり感といい、ちょい起毛した感じといい、着古したワックスさながらの風合いを実現。それでいてグッとライトな生地感で、ジャケット自体もメッシュの半裏とするなど春夏に適したアレンジが施されているため、抜群に快適に着用できる!
まるでワックス生地!? な風合い、でも軽い!
ブランド解説:バブアー/Barbour
バブアー
創立/1854年 国/イギリス
今、若年層にもトレンドになりつつある、正統ブリティッシュアウター
防水性に優れるタフなワックス生地を使ったここのウェアは英国王室も寵愛。今やフィールドウェアという出自を超え、ベーシックな街着として世界中のお洒落さんに愛されている。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年5月号の記事を再構成]
写真/大嶽恵一(BOIL) 文/押条良太(押条事務所) 吉田 巌(十万馬力) いくら直幸 秦 大輔 礒村真介 桐田政隆 黒澤正人 トロピカル松村 伊藤美玲 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/HACHI(Bello)