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Dec-25-2023

仕事使いで好印象!な「マフラー」はどんなの? ビジネスマン500人に聞いてみた!

冬場のビジネスシーンにおいても、寒々しい格好より、温かみのある装いの方が、印象がいいですよね。そんなスタイルに手っ取り早く格上げしてくれるのが、ずばりマフラーです。防寒対策だけでなく、上品な印象も備わる。これがビジネススタイルにもうってつけですから。とはいえ色や柄、素材まで、星の数ほどあるなかで、どれを選んだらいいのか?

そんな声に応えるべく、今回は上質かつ、装いのアクセントにも効果的な、10本のマフラーを厳選。最後に「ビジネスで好印象なマフラー」を、20~50代の男性ビジネスマン500人に聞いてアンケート投票を実施。人気のBEST3を発表していきます!

>>>女性からの評価は? ビジネスウーマン500人にも聞いてみた!

エントリーNo.1
ジョンストンズ オブ エルガンの小判プレーンスカーフ

王道の紺無地を、最高のクオリティで

ジョンストンズは1797年に創業したスコットランド最古のミル(生地メーカー)。原毛の調達から製品が完成するまで、すべてスコットランドの自社工場で生産を行っています。ハイメゾンへ生地を供給していることでも高名。

代名詞は北東部エルガンの良質な水を利用した、非常に滑らかで柔らかな、うっとりするような肌触りのカシミア。無地のストールでも、素材のよさは一目瞭然で、発色が美しく、優雅なドレープもドレススタイルにピッタリ。

なかでもネイビーは紳士の王道。スーツやコートはもちろん、休日のカジュアルもひと巻きするだけで、コーディネートがグンと大人っぽく仕上がる。まさしく手にして間違いなしの一品です。

3万1900円(ブリティッシュメイド 銀座店☎03-6263-9955)

エントリーNo.2
ジョシュアエリスのヘリテージ 2プライ ツイーディ

オーセンティックかつ遊び心あるカシミアストール

1767年に創業したジョシュアエリスは、英国テキスタイル史のなかでも、最古の一つといわれるファクトリー。現在はスーツやコートに使われる生地生産をメインとしながら、オーセンティックかつ遊び心あるスカーフ・ストールブランドとしても、世界的な人気を博しています。

カシミアストールが代名詞ですが、こちらはあえて起毛していない珍しい一品。起毛しないことで綾目が際立ち、色柄が精細に見える特徴あり。

こちらの柄は、グレンチェックの上に水色の格子柄を乗っけたプリンスオブウェールズチェック。クラシカルでいながらシャープな印象に見え、ドレススタイルを現代的な雰囲気に引き締めてくれる効果も。また通常は淡い水色を使うことが多いプリンスオブウェールズですが、明るいコバルトブルーを差し込んでいる点も、古典的に見えない、巧みなポイント!

使い始めはややざらりとした質感ですが、使い込むうちにふんわり柔らかい風合いが増し、変わりゆく肌触りの変化を楽しめる点も、愛着が湧きそう!

4万2900円(グリニッジ ショールーム☎03-5774-1662)

エントリーNo.3
ベグアンドコーのアラン

多色使いだけど、大人っぽくキマるダークトーンブロック

1886年にスコットランドで創業したベグアンドコー。今日では最高級の天然繊維を使ったストールで名を馳せ、とくにカシミアコレクションの「アラン」が代表作です。

上質なホワイトカシミアをたっぷりと使い、スコットランドの上質な水によって生み出されるカシミアストールは、柔らかさと色出しの美しさが特徴。さらに天然アザミを使ったブラッシングによって、リップルと呼ばれるさざ波状のうろこ模様が艶めき、絶品の肌触りと、優雅な発色を見せてくれます。

モダンなセンスが光るブロッキングデザインも特徴で、こちらはネイビー、ダークグリーン系を多色使い。ただコントラストが控えめかつ巧みに配置することによって、うるさくならず、品のいい遊びが感じられるのはさすが。

さらに両面のデザインをリバーシブルになっており、巻いたときのニュアンスもたっぷり。他のチェックとは、また一味違う奥行きが楽しめます。

6万1900円(ボーダーレス☎03-3560-5214)

エントリーNo.4
ブロンテ バイ ムーンのマフラー

英国老舗ミルのシックなブラックウォッチ

スーツ地やツイードなどで服好きには知られた、英国を代表する1837年創業のミル、ムーン社のオリジナルマフラー。こちらは肌触りが格別な、生後6か月までのピュアウールを使い、6930円のコスパも必見です。

ムーンでは英国の老舗らしいブラックウォッチをチョイス。ブラックウォッチとは、スコットランド・ハイランド地方の歩兵隊が着用していた、タータンチェックに由来。このタータンチェックは青ベースに緑、黒のラインを引いたダークトーン。彼らはこの黒っぽいチェックを着用しながら、反革命勢力を監視していたため、“黒い見張り番”(ブラックウォッチ)と呼ばれるようになりました。この愛称がそのまま、柄の名前になったといわれています。

明るい色味が多いタータンチェックのなかで、ブラックウォッチはひと際落ち着いた印象があり、ビジネススタイルにも溶け込みやす~い。とくにムーンの上質なウール地なら、チェックでもシックに見えて、スーツにも相性よく使えます!

6930円(メイデン・カンパニー☎03-5410-9777 )

エントリーNo.5
デボン・ファクチュールのスコティッシュタータンスカーフ

エスプリが効いた、淡いスコティッシュタータン

デボン・ファクチュールはエルメスのプロダクトマネージャーを務めた女性デザイナー、デボラ・ニューバーグによるブランド。彼女はフランス国内の高い技術、工房を世に紹介したい、という思いから同ブランドをスタートさせたそう。

こちらは英国王室も愛用する、世界最大規模のタータンチェックメーカー、スコットランド・ロキャロン社のタータン柄を使用。素材にはピュアウール100%を使い、英国で生産。滑らかな肌触りのよさも特徴です。

また赤、緑を使った明るめなタータンチェックながら、同ブランドらしく、優しい淡い色味に仕上げているのもポイント。スーツにも合わせやすく、休日コーデのアクセントにも大人っぽく使えます。

2万4200円(メイデンズショップ☎03-5410-6686)

エントリーNo.6
エーイークロージャーのスクールスカーフ

ビジネスのアクセントにも使えるトラッドアイテム

エーイークロージャーは1930年、学生街として知られる、英国・ケンブリッジで創業したマフラーブランド。スクールカラーに合わせたストライプ柄のスクールマフラーをはじめ、タイやソックス、ニットキャップなどを展開。ケンブリッジの学生には欠かせない老舗で、現在も小規模ながら同地の自社工場にて生産を行っています。ちなみに某魔法使いのローブも、ココが手掛けたんだそう。

素材は滑らかなメリノウールを使って肌触りよく、昔ながらのスクールマフラーらしい二重の袋縫いも健在。英国スクール風のトラッドなストライプに、ボリューム感もあり、ビジネスでも目を引くアクセントになりそう。

キャッチーなストライプ柄ですが、ネイビー、グリーンと、紳士的な色使いであることもポイント。休日にはアメトラなスタイルにもバッチリとハマります。

1万1000円(トラベルズ☎03-5485-8108)

エントリーNo.7
ロバート・マッキーのフェアアイルマフラー

ビジネスに使ってもおもしろいフェアアイル

ロバート・マッキーは1845年に創業した、スコットランドを代表する老舗ニットメーカー。現在も伝統的な製法を守り続け、欧米の名だたるブランドの生産も手掛けています。

こちらのマフラーはスコットランド、シェトランド諸島のフェア島で生まれた柄、フェアアイルにてデザイン。何段にも重ねられた美しい幾何学模様ですが、トラッドな柄ゆえ上品に合わせやす~い。また近年は久々のトレンド感もあり、着こなしのアクセントとしても注目しておきたいデザインです。

上質なラムズウールを使用しており、チクチク感のない肌触りも魅力。袋状に編まれていて、ふっくらとボリューム感があり、防寒性にも優れています。

1万780円(メイン☎03-3264-3738)

エントリーNo.8
インバーアランのハンドニットマフラー

あのアランニットがマフラーでも楽しめる

いわずと知れたスコットランドの名門ニットブランド、インバーアラン。ここといえばアラン諸島の漁師たちが着用したフィッシャーマンズセーターにルーツをもつ、重厚なアラン編みが代名詞ですが、こちらはそのアランニットを応用したマフラー。

アランニットの伝統的なモチーフ、立体的なハニカムとケーブル模様が編み込まれ、セーターと同様にしっかりとローゲージニットのボリューム感があり、着用感とルックスの温かみもバッチリ。アランニットの凹凸はクラシカルでありつつ、コーディネートが華やいで見えるメリットもあり。

ビジネスユースなら、トーン控えめのオリーブが使いやすいでしょう。手編みのアランニットゆえ、休日カジュアルにも抜群の存在感を発揮してくれます。

3万800円(メイデンズショップ☎03-5410-6686)

エントリーNo.9
タイオンのベーシック ダウンマフラー

現代的なルックスと機能、コスパを求めるなら!

タイオンは2016年にスタートしたダウンブランド。ハイロフトの高品質なダウン、現代的な機能を備えながら、圧倒的なコストパフォーマンスの高さで、一躍注目のブランドとなりました。

こちらのマフラーは800フィルパワーものダウンを使用しており、防寒性が抜群。そして従来のマフラーとは違い、圧倒的に軽い着け心地も魅力的です。またマフラー先端を通すトンネルも設けていて、滑りやすいナイロンシェルでも簡単に巻くことができます。自宅洗濯も可能と、クラシカルなマフラーにはない機能性も見所。

着こなしにおいてもハイテクな雰囲気が、スーツとの新鮮なコントラストとなりそう。ビジネスカジュアルでも、気の利いたアクセントとして活躍してくれそうです。アウターからインナーダウンのように、覗かせてみるのも洒落て見えます。

3960円(タイオン☎052-684-5182)

エントリーNo.10
ペンドルトンのボアマフラー

大胆なネイティブモチーフでも、ボア素材で親しみやすい!

発色の美しいネイティブモチーフによる、ウールアイテムが代表作のペンドルトンですが、こちらはより気軽にカジュアルに使える、モコモコのボア素材♪ ネイティブモチーフも目を引きつつ、マイルドな印象になって、親しみやすく見えそう。

裏地には肌触りのいいフリースを使っており、快適に着用できます。中央部には差し込み口を設け、簡単に巻くことが可能。自宅で洗濯も可能で、イージーケアな点も便利です。

オフィスカジュアルにも相性がよく、ちょっとした外出などにサッと巻いても、オシャレに映えそう!

5280円(エイアンドエフ☎03-3209-7575)

ビジネスマンが考える、仕事使いで好印象なマフラーBEST3は?

それぞれキャラクターが異なりつつ、実用性の高いマフラーを厳選してみましたが、果たしてビジネスマンが実際に支持するのはどれか? 編集部でアンケート調査を敢行しました!

調査対象は20代~50代のビジネスマン500人で、質問内容は「仕事相手が使っていたら好印象なマフラーはどれ?」というもの。今回紹介した10本のうち、それぞれの思うBEST3を順位付けしてもらいました!

※グラフの各モデルのポイントはランダマイズされており、記事内の登場順を意味するものではありません

結果をもとに、1位に選んだマフラーを3pt、2位を2pt、3位を1ptとして換算し、各モデルが獲得したポイントを集計。果たしてもっとも多くのポイントを集めたマフラーは!? では、結果発表~!!!

第3位 ブロンテ バイ ムーンのマフラー
獲得ポイント:401pt

まずは第3位。ブロンテ バイ ムーンのブラックウォッチがランクイン! ビジネスウーマン編とは違う結果ですが、これはいかにも、男性目線な支持の高さかも。英国ミリタリーに由来する伝統の定番柄で、スーツやツイード地の定番、ムーン社が手掛けていた安心感があったのではないでしょうか? さらには……

端正な落ち着きと垢抜けたセンスの良さ、それを両立させている。礼儀も逸脱せず、ビジネスの場に相応しい
(59歳/大阪府/経営者・役員)

派手でなく、落ち着きもあり、好印象を感じた
(34歳/千葉県/商社)

落ち着いた配色、かつ個性を感じさせる柄で、好感が持てる
(54歳/東京都/製造業)

と、チェックでありながら、ブラックウォッチならではのダークトーンの配色、落ち着きを支持する声が多数集まりました。落ち着いたチェックを差すという、アカ抜けたセンスを評する、目利きの意見も参考にしたいところですね!

第2位 ベグアンドコーのアラン
獲得ポイント:410pt

第2位には3位と大接戦の結果、わずか9pt差でベグアンドコーが選出! ブロンテ バイ ムーンと共通していえるのはダークトーンのチェックですが、ベグ アンド コーにはちょっとした遊び心や、オシャレな雰囲気を支持する声が集まっていましたね。

落ち着いた感じの中に、ちょっとしたおしゃれを感じる
(52歳/東京都/商社)

派手でも地味でもないのが、いいですね
(49歳/東京都/運送・輸送業)

色使いが絶妙にいい
(55歳/福岡県/商社)

 

また多かったのは、色使いを評価する意見です。多色ながらもコントラストがくっきりしない色使い、大判ブロックでスマートに見えるのも好印象。カシミアの上質な質感を支持する声も目立ちました。

第1位 ジョンストンズ オブ エルガンの小判プレーンスカーフ
獲得ポイント:647pt

そして第1位は、2位と3位に200pt以上の差を付け、ジョンストンズ オブ エルガンが選ばれました! 目立った声は、「シンプル」「シック」「落ち着き」「真面目」と、まさにビジネスの装いに求められるキーワード。スーツやタイと同じく、やはりビジネスシーンでのマフラーは、ネイビーソリッドを持っておいて間違いないのかも!

目立たない色とシンプルな感じが良い
(22歳/岩手県/サービス業)

 

シックで、落ち着いた印象。テキパキしてそう
(48歳/兵庫県/サービス業)

 

真面目で信頼できそうだから
(59歳/宮城県/製造業)

とはいえ、ネイビー無地でここまでの評価を得たのは、ジョンストンズのカシミアの質感も無関係ではないでしょう。奥行きある発色のよさ、滑らかな質感が生むドレープは、やはり見る人を惹きつける、という事実が判明しましたね! ちなみに巻いてる当人の肌触りのよさも極上モノですから、ぜひ一度、手にしてみることをオススメしますよ。

好印象マフラーで、いい仕事を!

男性目線を通していえることは、マフラーの落ち着いた存在感にあるかもしれません。第1位のネイビー無地をはじめ、第2位と第3位はともに柄モノでも、落ち着きを評価する声が多かったですからね。

ただ、明るいチェックや柄モノに、親しみや明るい好印象を抱く人が多い、という事実も判明。とくにビジネスカジュアルが多い方は、こうした意見も参考になりそうです。

というわけで、上位3ブランド以外にも、自分の職種やスタイルに応じたマフラーを選ぶことが大事。マフラーは小顔に見せたり、印象を明るく見せられる便利なアイテムなので、ぜひ吟味して、取り入れてみてください!

>>>女性からの評価は? ビジネスウーマン500人にも聞いてみた!

※表示価格は税込みです


写真/武蔵俊介 文/桐田政隆 スタイリング/飯塚俊

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