[9位]今月のいいモノランキング
出汁の名家がたどり着いた暮らしと鍋肌に寄り添う名品。茅乃舎の別誂え玉杓子
茅乃舎の別誂え玉杓子
最近よく耳にする「丁寧な暮らし」という言葉。出汁をとって味噌汁を作ってみたり、コンビニで買ったパンをトースターで温め直してみたり。まずは、できることから始めてみようかな……
な〜んて柄にもないことを考えていたところ発見したのが、あの茅乃舎が作ったお玉。ポイントは、このハマグリ型の形状にあり。実際使ってみると、まん丸のお玉よりも鍋肌にピタッとフィットし、和洋中どんな料理もすくいやす〜い!
デザインは小泉誠氏、製造は金属加工品の一大産地、新潟・燕三条の老舗が手掛けるだけあって、プロダクトとしても美しいこちら。
底には目盛りが刻まれているので計量カップいらず
丁寧な暮らしは、毎日使う道具から。お玉なんて何でも一緒でしょ? と思っている人にも一度使ってもらえたら、紹介した貝、いや甲斐があるってもんです。
珠玉のお玉
日本の伝統を暮らしに取り入れ、その価値を伝えていくことを目指した「茅乃舎ノ道具」が、2年以上にわたり試作を重ねて完成。先端部分の緩やかなカーブが鍋肌に沿うため、細かな具や汁だけをすくう動作がしやすく、横幅が広めなので具材を崩さず取り分けられる。利き手を選ばないデザインも秀逸。2970円。
(問)久原本家
☎ 0120-84-4000
※表示価格は税込み
[ビギン2024年2-3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。