’60s&’70sのペンギン発掘!? 復刻USメイド“マンシング”
ポロシャツの起源はいまだに判然としないが、現在のように広く普及するきっかけとなったのはテニスとゴルフ。1955年、アメリカのマンシングウェアが開発したペンギンマーク付きのポロシャツは、ゴルファーだけでなく世界中でヒット。その歴史的ポロが銀座店限定にて復刻されたのです!
’60s復刻ポロ
3つボタンなど当時のディテールを再現!
衿と袖口にあしらった白いラインがアクセントになったこちらは、’60年代に発売されていたポロシャツを忠実に再現。現行品との大きな違いは、前立てに配した3つのボタンと、スイング時のストレスを軽減させるラグランスリーブ&アクションガセット。また、織りネームやペンギンマークはもちろん、包装パックまで見事に再現し、まるで半世紀以上を経たデッドストックのよう。カリフォルニア産コットンを採用した、正真正銘のMADE IN USAなのです。シルエットは細すぎず太すぎずのレギュラーフィット。1万3800円。
ラグランスリーブ&アクションガセット
セットインスリーブのポロシャツを見慣れた我々にとって、ラグランスリーブというのが新鮮。脇下には可動域を広げるため、ジャージー素材の切り替えによるアクションガセットを配置。
ペンギンマーク&ポケット
ゴルファーにとって胸ポケットは、ティーを忍ばせるための実用的ディテール。リトル・ピートと呼ばれるペンギンマークの刺繍も、当時のデザインと大きさをそのままに再現。
裾スリットの補強テープ
高性能なミシンが普及している現在であれば、不要なディテールであるスリット裏の補強テープ。’60年代まではこうした補強処理が一般的で、シャツなどにも多く見られます。
Color Variation
今回復刻される’60年代モデルは、こちらのネイビー、ボーダーにホワイトを加えた3色。ありそうでない3つボタンの前立てとラグランスリーブが、さりげなく違いを主張してくれます。
’70s復刻ポロ
ディテールが簡略化され、シンプルになった’70年代
ポロシャツが世界的に愛用されるようになる’70年代。前立てのボタンは2つに変更され、胸ポケットも省略、そしてセットインスリーブに。縫製技術の大幅な進化によって、ディテールが簡略化され、現在一般的とされるポロシャツの原型となりました。単色だった織りネームはマルチカラーとなり、そこにはグランドスラムと記載されています。こちらも当時の包装パックと下げタグまできっちり再現し、カリフォルニア産コットンを採用したUSメイド。あえてワンサイズ大きめを選ぶのが今っぽく見せるコツ。1万2900円。
セットインスリーブ
スポーツウェアとしてはラグランスリーブのほうが適しているのですが、見た目のエレガントさを重視してセットインスリーブに変更。ガセットもなく、すっきりとした印象になりました。
裾のスリット
縫製技術が大幅に向上し、補強テープの必要性がなくなりました。裾のスリットは現在も残るポロシャツらしいディテールのひとつ。スリット長は’60年代よりも短めになっています。
Color Variation
今回復刻される’70年代モデルは、こちらのボーダー、ネイビー、ホワイト、レッドに、トップグレーを加えた5色で展開。
(問)Munsingwear CLUBHOUSE GINZA
マンシングウェア クラブハウス 銀座
東京都中央区銀座5-5-18
営業時間 11:00 – 20:00
TEL:03-6228-5963
http://www.munsingwear-jp.com/ginza/
※表示価格は税抜きです
文/川瀬拓郎