ちょっとな気分にマッチ[傑作潮流]荷物がちょっと入るミニバッグ増加
名門を追いかけたら、新たな狙い目が……“傑作潮流”シン・発見
服に靴にカバンにと、あらゆる分野の名門を追いまくったら発見しちゃいました……各ジャンルの未来を担う傑作潮流を! 名門謹製ゆえのハズレ知らずな安定感に、鮮度や機能といったプラスαが注入された、言わばシン・傑作。こりゃ追わにゃ大損こきますよ。
“ちょっと”サイズの“ちょっと”変えが“ちょっと”いい!
トゥーマッチな生活様式でなくなり、荷物が減っています。すると、ちょっとミニなバッグがいい。でも単純に小さいサコッシュじゃつまんないし、ちょっと目を引く変わったカッコよさも欲しい。そんなちょっと、ちょっとちょっとな、気分にマッチするバッグがこちら!
ラギッドなコンビ素材にモダンなフォルムがマッチ
HUNTING WORLD[ハンティング・ワールド]
サファリトゥデイ1997
「懐かしい、いいモノ持ってんじゃん! けどちょっと違う?」と、思わずちょっと目を奪われてしまうミニバッグ、まずはコレ。
ハンティング・ワールドといえばバチュー・クロスが代名詞的な素材だけど、1997年に生まれたラギッドな趣あるポリエステルキャンバス×オイルドレザーの鞄も肩を並べる名作。
こちらは当時のサイクリングバッグをベースに現代的にアップデート。コンパクトながら500mlのペットボトル、手荷物を収納できるサイズで、コロンとしたフォルムもタウンユースやさまざまな着こなしに合わせやすい。
しかも当時と同じイタリア製。まさに新傑作なのだ。W25×H21×D6cm。6万9300円(ハンティング・ワールド帝国ホテル店)
上写真/ブラームスのシャツ2万8600円(ワンダリズム)バーンストーマーのパンツ3万1900円(HEMT PR)
タフで防汚性にも優れるポリエステルキャンバス
昨年復刻されて今なお人気継続
本作は1997年の発売から25周年を祝し、2022年に復刻されたシリーズ「サファリトゥデイ1997」のモデル。素材にはポリエステルキャンバス&ベジタブルタンニンレザーを使用し、上品さと耐久性を兼ね備えている。
長めのストラップを手持ちするととってもエレガントな巾着スタイルに
ETELA[エテラ]
ミニストリングバッグ
いまメンズシーンでも人気急上昇、エテラで大注目のミニバッグを発見! とっても大人びた雰囲気の巾着デザインでいて、ありそうでなかったショルダーバッグてのがお見事。肩掛けしても鮮度があるうえ、上のモデルカットのようにショルダーストラップを手持ちしてもめちゃくちゃオシャレ!
これには素材にもワケがあり、使われているのは旧式のシャトル織機で作られた、ヘリンボーン柄の風合い豊かな倉敷帆布。さらに特殊加工を加えることで、ヘリンボーンの目がより美しく際立ち、ドレッシーな風格もアップしているのだ。
裏面にはカードポケットも備えて、使い勝手のよさも抜かりなし。W12×H20.5×D11cm。2万3100円(オフィチーナクレア)
上写真/グレンマックのニット4万2900円(ビショップ)ビナインのパンツ3万5200円(エヌエスナイン)
交通系カードをIN改札タッチが楽々
キャンバスとは思えないクラス感
帆布の産地、倉敷に現存する130年モノの旧式シャトル織機にて織られたヘリンボーン柄のキャンバス地を使用。キャンバスはカジュアルな印象があるけど、ヘリンボーン+特殊加工によってグッと大人顔に!
久々のカーキで男らしくかつ軽快にデイトリップ♪
BRIEFING[ブリーフィング]
デイトリッパー/S
ブリーフィング好きほど、このデイトリッパー/Sを見て色めきだつこと間違いないはず! なぜなら久しく展開がなかった硬派なミリタリー色、カーキだから。これがミニバッグにもナイスなチョイスで、「なんか小さいバッグって、女性っぽく見えそう……」てな先入観をお持ちな人にも最適。
男らしいカーキにレッドライン入りのウェビング顔なら、もはや心配ご無用だ。さらにこのミニバッグはコンパクトながら3室構造のポケット、着脱可能なキーリングを用意し、使い勝手もすこぶる機能的。
もちろん真髄の米国ファクトリー謹製で、買い逃したら後悔必死かも!? W24×H24.5×D10cm。※11月発売予定。3万1900円(ブリーフィング 六本木ヒルズ店)
上写真/サンディニスタのパーカ2万2000円(ヘリテージ)
バリバリ使えるタフな1050Dバリスティックナイロン
25周年記念の男気カラー
ブリーフィングがスタートして今年で早いこと25周年。これを祝して久々に登場するのがカーキコレクション。他にも定番のネオ トリニティ ライナー、SQパックなど、8つのモデルが米国製にてラインナップ。
トラディショナルだけど愛らしさもあるこれぞ目利きのミニ
BEORMA[ベオーマ]
ブラム
ホワイトハウスコックスのDNAを受け継ぐ新星、ベオーマの登場にほっと胸を撫で下ろした人も多いはず。それに元WHCの精鋭の職人によるモノ作り、トラディショナルなオーラは健在ながら、ちょっと肩の力が抜けたようなデザインもまたいい。
こちらの「ブラム」もまさにそう。鞍に付けるサドルバッグをモチーフに、日常の必需品を携帯するのにちょうどいいミニサイズ化。丸みを帯びた形状も愛らしい雰囲気があって、着こなしのアクセントにもいい感じ。素材にはイングリッシュブライドルレザーを贅沢に使い、ブルームの表情も味わい◎。
きっと長~く愛でたくなる目利きなミニだ。W19×H14×D7cm。7万4800円(グリフィンインターナショナル)
上写真/ビームス プラスのカーディガン5万600円(ビームス プラス 原宿)クレスト-ディガウェル×J.プレス-のカットソー1万4300円(J.プレス&サンズ 青山)
WHCのDNAを継ぐブライドルレザー
元WHCの精鋭の職人が作るベオーマ
昨年閉鎖したホワイトハウスコックスの工場。そこで働いていた職人のなかでも、精鋭が集ってスタートしたのがベオーマ。WHCの代名詞だった堅牢なブライドルレザーを使い、味わい深いエイジングもお楽しみ。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。