COOL Begin
Oct-15-2023

カナダ製スウェットが絶滅危惧ってマジ⁉ Begin12月号は明日16日発売!

明日16日発売のBegin最新号12月号は「絶滅危惧服」特集です!

遠い昔、はるか彼方の海のどこかで……(ってこれは某名SF大作のおなじみの始まり方ですが笑)、
銀河系ではなく地球上で、海から始まりあらゆる生命は繫栄と衰退を繰り返しながら命を繋いできました。残念ながら息絶えてしまったり、今もなお存続を懸け闘っているのが、「絶滅危惧種」。
じつは、服にも「絶滅危惧」なアイテムがあるのです!
本場の地で作れなくなってしまうもの、素材の確保が難しいもの、
作り手の高齢化で存続が危ういもの、そもそも数を多く生み出せないもの、
世界情勢が理由で突然買えなくなるもの、、、。
本特集は、そんな希少な服をカテゴリー別に紹介しています!

今回は、減少傾向とウワサのカナダ産スウェットをご紹介!


寒冷地の国民服も絶滅の危機に!?

今からおよそ100年前にアメリカで誕生されたといわれるスウェット。実は隣国カナダでも早くから寵愛され、名門工場もバンバン創設されていました。寒いお国柄も相まってか、いつしか国民服的アイテムとして浸透し、服好きの間でカナダはアメリカと並ぶスウェット先進国として認知されることに。ところが近年、良作揃いのカナダ製スウェットが徐々に減少しているというウワサが。

他国に生産拠点を移すブランドが増えて工場が減少

1916年にカナダ・ノバスコシア州で創業した〝ノバスコシアテキスタイル〞のファクトリーブランド。白と黒がハッキリわかれた荒〜い杢柄と、保温性に優れる裏起毛が特徴で、カナダでは消防士の防寒用インナーとしても愛されていたという、名品中の名品だ。各1万1880円(グランド・ワン)

その真相を同国の名門ブランド、ジムマスターの製品企画を担当する吉川昌輝さんにお聞きすると、「他の国のモノ作り事情と同じで、近年多くのブランドがコストを優先し、カナダの工場からアジア圏の工場へと生産の拠点を変更。おそらくこれからも工場と職人の数は減っていくと思われます。ジムマスターに関していうと、もう数十年同じ工場で製造しているため、今すぐなくなることはありません……しかし元々納期が不安定なこともあり、もし同じ工場で作っている他社が海外生産となった場合、ジムマスター製品だけの少ないロットでは稼働してくれなくなる可能性もゼロではありません」。

定番好きにとっては“米国製”と匹敵する輝きを放つ、“カナダ製”スウェット。まだ選べる今のうちに、手に入れておきましょ。

他にも、カナダ産ダウンジャケットやファー付きピレネックスなどの絶滅危惧モノが続々登場します。気になる……!という方は、是非Begin12月号を手に取ってみてくださいね。

 

 

●Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHFDMZ36

ビギン編集部 アンドウ

カナダへの留学経験アリ(ほぼ遊び)。冬はニット一辺倒だが、カナダ産スウェットがなくなると聞いて購入を検討している。

Begin Recommend

facebook facebook WEAR_ロゴ