突如として6月に開催した移動書店、ジンクス。
連日大盛況だったこともあり、再び表参道に戻ってくることとなりました!
残暑の厳しい季節ですが、みんな大好きな秋はもうすぐそこまでやってきています!
旅に、アートに、食に……。秋は楽しみがいっぱい。そんな“秋の愉しみ”のこけら落としとして、ジンクスにお越しください。
旅行にもっていきたくなるような本や、読書にふける時にもってこいな本、読んでいるとお腹がすいちゃう本と、個性豊かな作家さんたちが貴兄をお待ちしております。
日時は、9月9日と10日の土日。
一般流通にはのらない、個人が作った個性的な本(=Zine)が集うイベントです。
about:Zine.x
沸々と感じる想い、インターネットに載っていない情報、お金にならないこと……などなど。各人が想い(と貯金)を込めて本を作る、自費出版の雑誌「Zine」の魅力をもっと多くの人に知ってほしい! そんな思いを秘めたメンバーが一つになって進める『Zine.x(ジンクス)』プロジェクト。いくつかある著者即売会の中でも、最もゆったりと著者と話せて“本を読むまで”も楽しめるイベントです。安心と充実の選書でついつい長居したくなるイベントを目指します。また、当日はゲリライベントも計画中……! “本を読んだ後も(読まなくても!?)”楽しめるコンテンツ(著者クロストークコンテンツ)もご用意する予定です。
出展本の一部
『Home Ground Cinema』 | SUMMER SAIL✑ いつ、どこでも映像を見れるようになったことで、街のいたる所で映画を観る人が増えてきました。自らのホームグラウンドのように、悠々と街中で映像を眺める人々は、なぜその場所で観ることにいたったのでしょうか。「Home Ground Cinema」は、そうした街の人と映画の記録です。
『捨てられない物』 | 高橋久美子 ✑捨てられない物たちが吸い込んだ大小37の記憶を、エッセイと写真でたどります。エビアンのペットボトル、飴の包み紙、カセットテープ、タコの消しゴム……「物」の記憶はやがて自分のルーツを巡る「物語」になっていきます。家にもあったなと懐かしく読んでもらえたら。巻頭には高橋さんの捨てられない物が封入。
『LONDON AtoZ MY POCKET DICTIONARY』 | Chai ✑モレスキンに直接描いたロンドンの旅日記を、そのまま印刷してZINEを作ったら面白いのでは?という思い付きを元にして作りました。なるべく手帳の雰囲気を残すため、表紙のコラージュやページの裏抜けを再現しました。 個人的な記録のため細かくて見辛い点・誤字脱字も見られますが、旅を終えて一気に書き上げた当時の様子を感じてもらえると嬉しいです。 どこかのページにスピン(栞紐)が隠れているので探してみてください。
『The Overstay Thailand』 | 大芦実穂 ✑ 2022年3月から4月まで、3年ぶりにタイに滞在した毎日を記録した日記です。タイ人の元パートナーと暮らすなかでの、日常とタイのこと、著者自身のことについて書きましたた。表紙はタイの北部パーイで、天然の温泉に入りながら撮影したもの。
『貝がら千話の猫の話』 | モノ・ホーミー ✑貝がら千話から猫の登場するお話を選びました。単行本にまだ収録されていないお話を含む、15編を収録。猫と猫の字は描きおろしです。
『LOCKET 05』| EDIT BY BODY
『FAR COAST』| YUNOSUKE
『ミスドスーパーラブ』 | 西川タイジ/トーキョーブンミャク ✑豪華クリエイター陣によるグラフィック、短歌、小説、童話、エッセイ、ヴィジュアル作品で表現されたドーナツ、パイ、飲茶など26のメニューが収録されています。おやつのお供にぴったりな一冊。ミスドに行く前にも行った後にも。あなたのいつものお気に入り、新しいお気に入りを是非見つけてください。
『われわれの雰囲気』|植本一子・柏木ゆか・碇雪恵✑約束の時間に友達が来ない。音沙汰もない。何かがおかしい。嫌な予感がする…… 。その予感は的中、友達はいまICUにいて、意識がないらしい。でも、コロナ禍では病院へかけつけることもできない。
『るすばんけん』| 木藤富士夫
『東京おじさんスタンプ』 | 大嶋奈都子 ✑ 東京に実在する”サラリーマン”をスタンプにして、B5サイズの本にまとめました。 全部で396人の”サラリーマンスタンプ”が印刷されています。 ZINEを開くと、B2サイズのポスターになります。
『さよならシティボーイ』| すなば✑都市に暮らす、文章を奏でる。甘酸っぱかったり辛かったりした10代の記憶、日々の暮らし、命について、詩、自由律俳句、映画、インターネット、BUMP OF CHICKEN、銭湯とサウナ、コロナ禍とまさかの感染、沖縄、小豆島、京都への旅行記など、著者のこれまでを網羅した渾身のエッセイ集です。
『35歳からの反抗期入門』 | 碇雪恵✑遅すぎる反抗期を発症した2019年、私(著者の碇)が35歳の時に始めたブログをもとに、文章を修正&ガリガリ加筆しまくったものをまとめたZINE(自主制作本)です。ネットじゃなく紙の本だからこそ書けることがあるなと思いながら、個人的な話を追記しました。
『マッチングシンドローム』 | すなば✑ 『さよならシティボーイ』のすなば、待望の書下ろし最新作!「出会い」って、こんな感じだったっけ?マッチングアプリをやっている(やっていた)、やるかもしれないすべての人に捧ぐ。ある男と女性達、マッチングアプリを巡る連作短編集。恋とは?出会いとは?をあなたの胸に問う一冊!
『MY FAVORITE AtoZ in JAPAN』| Chai✑たくさん反響をいただいた「AtoZ in travel」の拡大版。 日本を旅して見つけたお気に入りの場所・食べ物・お土産などを、イラストエッセイで紹介しています。過去10年分の旅の記憶を詰め込みました。 自分の体験をAtoZに落とし込む作業がZINE作りの中で一番時間が掛かり苦しいところですが、楽しいひとときでもあります。
『「今夜」壱号:夜について』| 西川タイジ(編)✑イラスト、小説、エッセイ、写真、短歌、詩。それぞれのスタイルで気鋭のクリエイター達が描く『夜』を是非お楽しみください。あなたにもあったかもしれない夜。あなたの忘れた夜。あなたの知らない夜。あなたにこれから訪れるかもしれない夜。ここにどれかがあればいいなと思います。
『AtoZ about ART 美術にまつわるAtoZ』 | Chai ✑旅の体験をAtoZにまとめられたので、もう一つの趣味であるART(美術)鑑賞のZINEも作れるのでは!?と思って作ったのがこちらです。企画展の記録・おすすめ美術館・お気に入りのミュージアムグッズなどバランス良く収録することが出来ました。 また、作成するZINEには全て「こんなお仕事をしたい!」という強い気持ちを込めていますので、ポートフォリオとしても活躍してもらっています。
『Welcome to India』|Miho Maiko Saeko✑インド旅行の1週間を記した日記です。タイで出会った3人の女性が、2023年4月にインドで集合。各自がつけていた日記をまとめました。番外編のインド写真館とカレー探報は必見です。
『つぶやかなかったことばかり』| 碇雪恵✑Twitterの下書きから4つを取り出し、投稿しなかった理由とその短文に付随するあれこれをそれぞれ3,000字程度書いた、ささやかなZINEです。
『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』 | 地下BOOKS 小野寺伝助✑パンクはただの音楽ジャンルにとどまらず、ライフスタイルや哲学としての側面があります。むしろ、その精神性こそが重要だったりします。そのパンクの精神性を、音楽ジャンルのパンクとは無関係の本の中に見出し、パンク的価値観に基づいて紹介する。クソみたいな世界を生き抜くためのブックガイドです。
『公園遊具vol.10多摩川住宅』・『銭湯』・『ZOO COLLECTION』|木藤富士夫
『gitai#07 MOON/EGG』 | 小瀬古智之 ✑前号で特集した惑星のハムに続き玉子を取り上げ、天体からのモーニングの風景の可視化に挑戦しました。表紙のアートワークでもある目玉焼は月越しに眺める地球を描いたもので、さらに白のタイポグラフィをツヤに擬態させるという挑戦を試みました。卵を食べる時に読んでみてください。
〈イベント概要〉
【Zine.x #2】
開催日時:2023 年9月9日(土)~10日(日) 12:00-18:00
開催場所:Begin Base
(〒107-0062 東京都港区南青山5丁目7 17 小原流会館 1F)
主催:株式会社Begin
ぜひ、お越しください!
Zine.x(ジンクス)
版元が取次流通を通して展開する出版流通は、とても効率的で規模も全国区ですが、ここに乗らない個人個人の熱い想いを乗せた”Zine だからこそ の魅力をもっと多くの人に知ってほしい。そんな思いを持つ編集者が集まって始まったのが『Zine.x(ジンクス)』プロジェクト。〈Instagram:Zine.x@power_of_zine 〉
※当イベントに関するお問い合わせ先:Zine.x運営事務局(zine.x@sekaibunka.co.jp)