「カルチャースポットとして街を新しくする場所に」

public osaka【パブリック 大阪】

街が新しくなったり動きだしたりするためにはアイコニックな場所が必要で、ひとつの店が流れを生み出し、人が行き交う拠点となる様は見ていて気持ちがいいものです。大阪を代表するセレクトショップ「パブリック」の移転先は、まさにファッション未踏の地。

スーツ姿のサラリーマンが闊歩するこの街が、どのように変わっていくのか。考えるだけで楽しくなりますが、その期待値を上げる内容もしっかり詰まっています。

1Fには、洋服だけではなく雑貨も楽しめる「フレッシュサービス」のショップ、さらには大阪・帝塚山の人気コーヒーショップ「コジーコーヒースポット」のコーヒースタンドを設置。

それだけでも十分魅力的なのに、2Fと3Fには世界中からセレクトされたコレクションがびっしり。「グラフペーパー」に「ダイワ ピア39」といった国内勢、「ケイシーケイシー」や「OAMC」といった海外勢、さらにはプライベートレーベルとして注目を集める「カバー」など、錚々たる顔ぶれ。

洋服を楽しめるだけでなく、街の新たなカルチャースポットとして生まれ変わった「パブリック」。動きだした街がどう変化していくか、注目していきたいと思います。

自社で企画するハウスブランド「カバー」（写真左）をはじめ、誰もが欲しがる憧れのジュエリーブランド「ジルプラットナー」(写真右）は、フルラインナップで楽しめる。

［ビギン2023年9月号の記事を再構成］写真と文／いわい　イラスト／TOMOYA