手が届くホンモノ。“軍採用”チビミリは夏こそ！な援軍だ

時計Begin編集長（兼任）になった［編集部セキグチ］がリポート

10年以上……早いな。私事で恐縮ですが、これビギン編集歴のお話。入りたての新人の頃、同期であるイチカワ（現編集長）はファッションに強い、それに本格靴マニア、じゃあ同い年の編集部セキグチは何……？　まったく詳しくないのに、時計担当を任されたのが昨日の事のようです（笑）。

その当時といえば、忙しかったですし（？）、打ち合わせや撮影等にギリギリで到着することもしばしば。「時間の読めぬ時計担当」と言われていたのも、昨日の事のようです（苦笑）。　

そんな自分がまさか!?なのですが、時計専門誌『時計Begin』の編集長を兼任することに（多謝）。そんな縁もあって、今回は腕時計を紹介させてください。　

Ｔイチ姿が増える夏、腕時計がいつもより目立つことは自明。さらっと嫌味なく、でも「いいじゃん」と言われるモノをつけたい。そんな時に選びたいのが、“軍採用”チビミリです。男らしい無骨デザインだけど大きすぎず大人な印象もある、ピリッと効かすにはちょうどいいんですよ。

軍採用ゆえのタフさも、アクティブな夏にはもってこいだし、その出自ゆえもちろん語れる。今回は買いやすいU-5万円で選んでみたのでぜひとも！……と、やべ、原稿必死に書いてたら、もうすぐ打ち合わせの時間じゃん（汗）。時間の読める時計担当に今年こそ！

引き通しトラップまでミルスペック

MARATHON［マラソン］
ジェネラルパーパス フィールドウォッチ デイト クォーツ WW194015 ファイバーグラス

現在もなお、アメリカ軍にの時計を納入しているマラソン。ほぼ37mmの小顔に、独自な形状のグラスファイバーケースがマッチ。写真はブラックだが、セージやデザートタンなどミリタリーカラーが揃う。ちなみにベルトもミルスペック。クオーツ。4万7916円（クロノワールド）

らしい顔キープしながらスペックアップ

LUMINOX［ルミノックス］
レザーバックシータートル 0300 シリーズ

米国の海軍、特殊部隊の実績を誇るルミノックスの定番的な1本。まさにルミノックス！という顔を継承しながら、ケースを薄型に＆100m防水に。39mmだが、ベゼルが太いためダイヤルがコンパクト、小顔に見える。クオーツ。4万6200円（ルミノックストウキョウ）

キャンパーはあえての紺で差をつける

TIMEX［タイメックス］
オリジナル・キャンパー

元々はベトナム戦争末期に米国規格に基づく「ディスポーサブル（使い捨てできる）ウォッチ」として誕生したもの。写真の青いキャンパー（通称／青キャン）はしばらく姿を消していたが、ひっそりとここ数年で復活！　36mm。樹脂ケース、クオーツ。9570円（ウエニ貿易）

 
※表示価格は税込み

［ビギン2023年7月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。