昭和テイストに令和マインドをMIXした新ディナージーンズ
斬新なアプローチのジーンズがほしい![編集部マスイ]がリポート
CRTのディレクター、トロピカル松村さん(以下トロさん)。普段はエディター&ライターとして活躍しており、弱冠14歳にして蒐集を始めたという“和メリカンオタク”な一面も。
添加物一切なし!に“好き”を突き詰めたトロピカル松村さんの自宅
「昭和は昭和でも洒落たものが大前提。年代は1970年代~80年代前半がとくに好きで“日本人が独自解釈したアメリカンカルチャー”を探求し続けています」と語る通り、今季始動したCRTのジーンズはディナージーンズ!?なるものがベースになっています。
「79年頃~81年頃にブームとなったデザイナーズジーンズで、当時サーファーがこぞって愛用。ディスコにも繰り出せるキレイなシルエット&上品な腰回りが特徴です」。
小ぶりのヒップポケットやヨーク入りの腰回りにスラッシュポケットなどオリジナルの意匠を踏襲しつつ、シルエットはミリ単位で修正。すると、現代の時流にもマッチしたジェンダーレスな一本に。
ヒゲやアタリでジーンズを再構築する良さとは一味違うトロさんならではの目線に、いや~、ヤラれてしまったのです。
CRT[シーアールティー]
1CH ツインウォッシュストレートフィットジーンズ
70年代の某国産ジーンズの色落ちを再現するため、当時の加工担当者を探し出して表現したツインウ ォッシュ加工も最高。ブラウン管を意味するブランド名の通り、1CHという商品名もセンスフルです。ちなみにフレアタイプもあり、こちらの商品名は2CH。2万2000円(CRTオンラインストア)
着脱しやすいスナップボタンもGOOD
デッドストックと見紛うヴィンテージライクなフラッシャーも秀逸です
自宅はリーバイスの類ではなく、ディナージーンズの宝庫でした。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。