着古したスウェットのムラ感をエアブラシ加工で表現！

ヒステリックグラマーのエアブラシ加工ニット

ヴィンテージ加工と聞くと、経年変化で生じる褪色を洗い系の手法で再現した姿を連想しますよね。でも今回ビギンがプッシュするヒスが編み出したのは、斬新かつ真逆なアプローチ。アート級に趣きある黒ヴィンテージの色ムラは、何とエアブラシで描かれてるんです！

しかも実はスウェットですらなく、白いニットに黒のエアブラシを噴射したもの。編み地ならではの凹凸でエアブラシのムラ感が引き立つんですね～。

1枚1枚手作業で噴きつけるためハイなセンスと技術を要しますが、そこは加工モノの名手ヒスならではの、ノウハウの積み重ねを感じさせます。

例えるなら大きな石から削り出すギリシャ彫刻に対して、粘土を盛り重ねモデリングするハリウッド特殊メイクのような。ヴィンテージ加工の常識を塗り替えちゃいました！
 

エアブラシ加工で白のニットが“ヴィンテージな黒”に色変！

ロックなイメージの強いヒステリックグラマーが、実はチャレンジングな素材使い&加工の匠でもあることを見せつけてくれる一着。ボディは綿100%の白ニットで、その素顔は裏地を見れば明らか。胸のロゴやヒスガールは白プリントされている。3万7400円。

（問）ヒステリックグラマー
☎ 03-3478-8471
https://www.hystericglamour.jp/

 
※表示価格は税込み

［ビギン2023年6月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。