お洒落のプロが溺愛する“一生モノ”語り~Vol.02 – ナイキ スポーツウェアのエア フォース1
日頃から旬のファッションを追い求めるお洒落の達人。じつは、そんな達人が「旬を問わず一生使いたい!」と太鼓判を押すアイテムがあるんです! その理由を聞けば、思わず欲しい!と唸ってしまう深イイ~♪話ばかり。そんな一生使いたいと思わせるストーリーをご覧あれ! 今回のお洒落プロは、ファッションデザイナーの菊池武夫さんです。
どんな装いも許容するニュートラルな存在
菊池武夫氏がエア フォース1をお洒落に履きこなしているお姿、雑誌等でもお馴染みですよね? ご本人によると、なんとほぼ毎日履いているそうなんです。
「街をよく歩くので、今まで100足以上のスニーカーを試しました。でも、’90年代以降はコレばかり。長時間履いても疲れないのに加え、分厚いソールがもたらすボリューム感により服とのバランスがとりやすいんです。とくに白のローカットは、装いをクリーンに仕上げてくれるのでとても好きですね」。
当然過去に別注経験もあるかと思いきや、一度もないとのこと。
「別注せずとも、履き込めば自分だけの特別な一足になりますから。また下手にいじって、この靴のニュートラルさを崩したくもない。僕の好きなソックスのお洒落も、素のままの姿のほうが楽しめます」。
こちらのエア フォース1は別注ではなく、アーティストの故バリー・ケイマン氏が、タケオキクチのコレクションの際に、友情の証として自らペイントを施したもの。菊池さんの宝物だ。
ナイキ スポーツウェアのエア フォース 1
ナイキエアを初搭載したバッシュとして1982年に誕生。コートに革命をもたらした後、ヒップホップ界のスタイルアイコン的地位も得る。過去さまざまなバリエが作られたが、菊池さんが一番好きなのはこの白のローカットだ。1万円。(問)NIKE カスタマーサービス TEL.0120-6453-77
溺愛したお洒落プロ
ファッションデザイナー
菊池 武夫氏
1939年生まれ。’75年にメンズビギを創立。その後ワールドに移籍し、’84年にタケオキクチを始動。’12年に一旦離れた同ブランドのクリエイティブディレクターに再就任する。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年3月号の記事を再構成]
写真/若林武志 大嶽恵一 文/吉田 巌(十万馬力) 伊藤美玲 桐田政隆 臺代裕夢 スタイリング/佐々木 誠