“オバQ”にオルテガを合わせると意外とハマる!
インテリアを一気に模様替え! なんて、大金をかけて頑張る必要はありません。部屋をお洒落にしたいなら、独特の個性を持つ「和名作」を、いつもの部屋に「+ プラス」するだけ。そう、「和を“和”」すればいいのです! 日本人なら知っておきたいインテリ知識とともに“どう使う?”を解説しながら「和名作」をご紹介します♪
ヤマギワのKシリーズ
つまみ上げたハンカチと同サイズのミクロ登場
シーツを被ったお化けのような形から“オバQ”の愛称で40年以上愛され続けているヤマギワの「Kシリーズ」。倉俣史朗が手にしているハンカチと同じサイズを目指して新登場したミクロはUSB充電式LEDを使用しているため、サイドテーブルなどちょっとした場所に置ける。
で、試しに我らが愛するオルテガの上に置いてみたら・・・思いのほかマッチ! これも西洋の模倣でも日本古来の形でもないカタチのなせるワザ? 新発見でした(嬉)。
ハンカチが宙に浮いたら・・・を想像して生まれた、通称『オバQ』
日本のポストモダンデザインを牽引し、“クラマタ・ショック”といわれるほどの驚きをもって世界のデザイン界に迎えられた倉俣史朗。ハンカチをつまみ上げたときのドレープを表現した「Kシリーズ」は1972年に発表された。
ヤマギワのKシリーズ ミクロ
職人4人の手作業で製作される精巧なカタチ
手のひらサイズが登場したし
裏から見るとよくわかる複雑な造形美
熱した正方形のアクリル板を支柱に被せ、4人の職人が同時にドレープを整えて形を決め、冷やして固めるという、大きなサイズと同様の手作業で生産されている。W13.5×H14cm。2万1000円。(問)ヤマギワオンラインストア ☎03-5418-9022
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年3月号の記事を再構成]
写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/秦 大輔 安藤菜穂子 スタイリング/近藤有倫 イラスト/TOMOYA 取材協力/ジョー スズキ