顔つきはパタゴニアの傑作バギーズのままコットン素材に衣替え

パタゴニアのファンホッガーズ・ショーツ

“天然記念物”と、思わず称えてしまう理由は、今作に使用のコットン・イン・コンバージョンという素材にあります。これは「化学物質を使用する農業からオーガニック認証済み農業へ、の3年の移行期間にある農家」を支援しているコットンのこと。ただの綿にあらず。

環境ファースト！を50年掲げ続ける、同社を体現する素材なんですが、これを節目の年に、かのバギーズと同仕様のショーツに投入してくれたってのが、モノ好きの琴線に触れるんですよね。

創業者イヴォン氏の要望に応える形で設計されたユルめのシルエットや、テニスボールを2個収納できる深いポケットもそのまま。ですがリサイクル・ナイロン製のバギーズより顔つきは幾分柔らか、山も街もドンとこいです。しばらく買えるだろう、なんて天然ボケはご法度。パタとなくなる前にぜひ。
 

身生地と同色のロゴも天然記念物なみに希少

“天然記念物”

創業50周年記念コレクションの目玉のひとつ。傑作バギーズショーツの基本設計を踏襲しながら、次代のオーガニック農家を支えるためコットン・イン・コンバージョン素材に衣替え。5色展開だが写真のアンダイドナチュラルカラーのみロゴが身生地と同色に。1万450円。

（問）パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
☎ 0800-8887-447
https://www.patagonia.jp/home/

 
※表示価格は税込み

［ビギン2023年6月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。