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シチズンのカンパノラ コスモサイン AO4010-51L

神秘をたたえる青き天球と満天の星々を精緻に、かつ忠実に再現!

時代は今、宇宙旅行黎明期。宇宙ビジネスは急速に発展しつつあり、やがては大きなマーケットへと成長するのは疑いありません。また、これにともない、人々の宇宙への関心がこれまで以上に高まっており、時計にあっては星々の動きを読み取ることのできる天体時計への興味が、よりいっそう寄せられるようになりました。とはいえ、伝統的な機械式天体時計はグランドコンプリケーション(超複雑機構時計)となるため、数百万円~数千万円と大変高額なものとなります。

そこでもっか、注目されているのがクォーツ式の天体時計。機械式に比して圧倒的にリーズナブルなうえ、天体運行の読み取りが容易であるなど、実用面でもプライオリティがあるのです。シチズンが2000年から展開している「カンパノラ」は、無限の宇宙を閉じ込める「宙空の美」をコンセプトにする、多重構造の立体的デザインが特長の時計ブランド。なかでも「コスモサイン」コレクションは2001年の初代誕生以来、天体運行や月齢を文字盤上にリアルに再現するデザインと機能をもつ天体時計として、時計通らに支持されてきました。

今年(2023年)3月9日に発売された「コスモサイン AO4010-51L」は、同コレクションのメタルバンドタイプとしては初めてのブルー文字盤モデルです。神秘をまとった深く、美しいブルーで彩色された広大無辺なる夜空にさんざめく星々が描かれた星座盤は、なんと14版にも及ぶ精密な印刷によるもので、そこには北緯35°(地理座標で兵庫県姫路市、京都府京都市、静岡県伊東市などを通っている)で見ることができる4.8等星以上の恒星1027個、アンドロメダ銀河やオリオン大星雲などの星雲・星団など166個が正確にレイアウトされており、それらが反時計回りに回転することで、リアルタイムの星座を正確に読み取ることができるのです。

また、その文字盤を覆うドーム型風防も注目ポイント。デュアル球面サファイアガラスにクラリティ・コーティング(サファイアガラスの表・裏両面に、シリコン化合物を多層的に被覆する表面処理の一種)を施したことで光の反射を抑え、その表面に撥水膜を付加することで約99%の透過率を実現。同時に、耐久性と防汚性の向上も図られております。

と、このように青の静寂をたたえる無窮の天空と満天の星々をドームガラスの内側に閉じ込めた「コスモサイン AO4010-51L」は、腕元で宇宙の神秘が実感できるロマンティックウォッチ。今は黎明期ゆえに容易にかなわないけれど、この時計を愛でることで、やがては訪れるであろう宇宙時代に思いを馳せるのも一考なのです。あるいは天球の星々を「コスモサイン」の星座盤上で比定しながら、ナイトキャンプのひとときを過ごすなんてのも、一興かと思うのです。

シチズンのカンパノラ コスモサイン AO4010-51L

星座盤&月盤の調整は購入後や電池交換後に行う。たとえば、その作業を4月1日午後9時に行う場合、以下の手順となる。①インターネットなどで、その年の4月1日の月齢(月の満ち欠けの度合い。新月を「0.0」とし,次の新月までの経過時間を1日単位で表す)を確認する。②リューズ操作で、黄道上の4月1日と時計の中心を結んだ線上に、月盤の、その日の月齢目盛りを合わせる。③リューズ操作で星座盤を回転させて、その外周に記された「0」~「23」の目盛り(=赤経、すなわち天体の位置を表す値)のうちの「21」(=午後9時)を「APRIL」の1目盛り目(=4月1日)に、観測地点経度から割り出した時差分を補正して合わせる。④星座盤を時計回りに回転させて、リューズを戻す。以上により、その日&その時における各天体の配置、および月の満ち欠けが確認できるようになる。

「カンパノラ コスモサイン AO4010-51L」
ムーブメント:Cal.4398
駆動方式:クォーツ
ケース径:45mm
ケース&バンド素材:ステンレススチール
風防素材:デュアル球面サファイアガラス(クラリティ・コーティング)
主な機能:星座位置早見機能、北緯35度全天星座表示、実視等級4.8以上の明るさの恒星1027個表示、星雲星団166個表示、月齢の読み取り、付き位置表示、日の出・日の入り時刻の読み取りなど
価格:36万3000円

問い合わせ先/シチズンお客様時計相談室 ☎0120-78-4807
https://campanola.jp/

※表示価格は税込み


文/山田純貴

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