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万年筆、鉛筆、シャープペン、ボールペンと、どれもが身近な存在だけど、それぞれの歴史をたぐれば秘話アリ、驚きアリのイノベーションの連続だと判明。これら4大筆記具それ自体が文具の“4大発明”といえるのです!

 

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1884年アメリカのジョン・ラウドがボールペンの原型を発明

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これがボールペンの事始め。ラウドはこの4年後に特許も取得しているが、インク管とボールの隙間からインクがポタポタこぼれるという問題が解決できず、実用化されずじまいに。

 

1938年ハンガリー人の新聞校正員ビロが化学者の弟ジョージとともにインクが漏れないボールペンを開発

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ラウドの発明から約半世紀後、ラースロー・ビロが新聞印刷用インクに改良を施すなどし、インクが漏れないボールペンを開発。5年後、移住先のアルゼンチンで念願の製品化。

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ビロのボールペンはやがて世界中に普及。英国空軍は「万年筆より使い勝手がいい」ということで公式採用した。

 

1961年フランスのBICがビックオレンジを発売。日本でもヒット

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鉛筆みたいな六角形胴軸と、オレンジがかったイエローが印象的なBICボールペン。低価格ボールペンの先駆けブランドで、日本でもヒットし、世界市場でトップシェア揺るがず!

 

1966年ゼブラが透明軸のボールペンを発売

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テレビCM「見えーる見えーる」のコピーにのり、このペンが発売されたときは衝撃的だった。なにせインク残量が楽勝で目視できるのだから大助かり。現在もバリエ豊富に展開中。

 

1984年サクラクレパスが世界初のゲルインク・ボールペンを発売

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水と油の融合に、インスタントスープなどのとろみづけ用添加剤キサンタンガムが最適と判明。結果、水性、油性の両インクの長所を持つゲルインクのボールペンが誕生。

 

2006年パイロットがこすると消えるフリクションボールを発売!

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パイロット フリクションボール

2006年、欧州で先行発売。翌年、日本登場。後部のラバーでこすると無色になる特殊インク採用。写真はオリジナルタイプのキャップ式。全8色。200円。

(問)パイロットお客様相談室
TEL.03-3538-3780
http://www.pilot.co.jp/

 

※表示価格は税抜き


[ビギン2017年5月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 久保田彩子 文/間中美希子 星野勘太郎 山田純貴 スタイリング/佐々木 誠 イラスト/ニシクボサユリ

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