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万年筆、鉛筆、シャープペン、ボールペンと、どれもが身近な存在だけど、それぞれの歴史をたぐれば秘話アリ、驚きアリのイノベーションの連続だと判明。これら4大筆記具それ自体が文具の“4大発明”といえるのです!

 

鉛筆

 

1564年イギリス北部の羊飼いがボローデール渓谷で黒鉛を発見

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ある羊飼いが発見した鉱山で採れる黒鉛。これで文字などが書けると知った人々は、ヒモを巻くなどして筆記具にする。そして翌年、早くも製品化。これぞ鉛筆の誕生であった。

 

1795年フランスのコンテが黒鉛と粘土を混ぜた鉛筆の芯を発明

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戦争で鉛筆の輸入が途絶え、ナポレオンが内製化を命令。ニコラス・コンテが自国製鉛筆の開発に努め、黒鉛×粘土を焼き固めて作る、今日の鉛筆芯製法を生み出した。

 

1839年ドイツのローター・ファーバーが六角形の鉛筆を考案

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親指、人差し指、中指の3点で握るのに都合がよく、かつ転がりにくい六角形鉛筆を考案。鉛筆の長さ(大人の手首付け根~中指先端の距離)などの基準も、この人が作ったのだ!

 

1858年アメリカのリップマンが消しゴム付き鉛筆を開発

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消しゴムを紛失してばかりのハイマン・リップマンが、解決策として消しゴム付き鉛筆を考案。それは今日見る金具固定式ではなく、膠(にかわ)で軸に装着したものだった。

 

鉛筆はマラソン上手!?

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一本の鉛筆芯で線を引くと、長さはフルマラソンの42.195kmを超える約50㎞! 一般的なシャープペン(約10km)やボールペン(約1.5km)と比べ、鉛筆の長持ちぶりは断トツ!

 

トンボ鉛筆 ゴム付鉛筆 2558

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1950年頃発売され、当時と見た目をほぼ変えずに、今なお消しゴム付き鉛筆の代表的存在に。H、HB、Bの3硬度。12本入り各720円。

(問)トンボ鉛筆お客様相談室
TEL.0120-834198
http://www.tombow.com/

 

※表示価格は税抜き


[ビギン2017年5月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 久保田彩子 文/間中美希子 星野勘太郎 山田純貴 スタイリング/佐々木 誠 イラスト/ニシクボサユリ

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