休日手ぶら派のカザマが[アーリーウィンタース]で発掘!
幻のブランドが半世紀ぶりに復活!? カメラマン由来の多ポケジャケット
いつの時代も、まだ見ぬ良品を欲するはモノ好きの性。ここでは、20代の編集部員がフレッシュな視点で見つけてきた掘り出し物を深掘り! 好奇心と物欲のおもむくまま、ディグしていきます。
80sのサファリ感も欲しくなる、さながら“着るバッグ”!
EARLY WINTERS[アーリーウィンタース]
フォトグラファーズ ジャケット(PHOTOGRAPHER’S JACKET)
70年代後期に、当時無名だったゴアテックス社の生地をいち早く採用した、革新的アウトドアウェアブランド。
待望の完全復活を遂げたジャケットは、フィルムや三脚を収納するために設けた技ありポケットも搭載し、収納力は申し分なし。生地は強度に優れ汚れにくいコットンポリを採用している。名作を忠実に再現した、ヴィンテージさながらの一着だ。各5万7200円。
ハイテクアウター全盛の今、あえて着たいこっち系!
編集部 カザマ
手荷物はそこまで多くないが、なぜか有線と無線2種類のイヤホンとヘッドホン、この3点はほぼ毎日持ち歩く。
毎日アウターを着る中で気づいたのは、ポケットの多いアウターはバッグ要らずで楽チンなこと! 手ぶらに慣れるとそればかりに目がいくもので、早速超多ポケの逸材を発見。聞けば、消滅していたブランド「アーリーウィンタース」の実名復刻品だったんです!
70年代にゴアテックスをいち早く取り入れ、根強いファンも多いブランドから復活したのは、80年代に流行したフォトグラファージャケット。
撮影機材を収納するために考案された大小12のポケットワークは、フィッシング、ハンティングにも通ずるところがありますよね。旅をしながら撮影する写真家というニッチな層に向けて作られたため数も少なく、ヴィンテージ市場でも価格高騰中だとか。
クラススポーツ由来の上品な佇まいも忠実に再現しており、タウンユースはもちろん、目を光らせている古着好きにも刺さること間違いなし。
さらに、袖を外してベストとしても使えるお得感も大きな魅力! 再ブームのレトロアウトドアを押さえるのにも最適な一着でしょ? (文/編集部カザマ)
“フォトグラファー用”ならではのディテールを完全再現!
多少の雨ならしのげる簡易フードも装備。
三脚収納用の背面のポケットまで忠実に再現!
袖は着脱可能。ベストとしてもOKと汎用性◎
(問)マルベリー
☎ 03ー6450ー4800
https://mulberryco.jp/
※表示価格は税込み
[ビギン2023年4月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 文/風間菜央 イラスト/TOMOYA