string(38) "https://www.e-begin.jp/article/360096/"
int(1)
int(1)
  

SPINGLE MOVE スピングルムーヴのSPM-1402

カジュアルにアウトドア風を添加したくば、このブーツで足元から!

現在、国内では希少となったバルカナイズ製法(加硫法によってアッパーにゴム底材を密着させる伝統的底付け法。下記に詳述あり)を堅持するスピングルカンパニー(1997年設立。本社:広島県府中市)がその技術を活かし、2002年に立ち上げたレザースニーカーブランド、スピングルムーヴ(SPINGLE MOVE)。スニーカー好きならずとも、すっかりおなじみとなった、このメイド・イン広島ブランドから去る11月25日、マウンテンブーツ顔のユニークなミドルカットモデルが登場しました。

その「SPM-1402」は人気の定番モデル「SPM-442」をベースに、アッパーにスエードを採用し、シューレースシステムをアイレットからDカン&カギホックハトメに変更するなどして山靴ライクにアレンジしたものになっています。しかも「SPM-442」ゆずりの特長として、レースアップながらサイドゴア併載というハイブリッド仕様に! シューレースを解かずとも脱ぎ履きが楽勝。たとえば居酒屋のお開きで座敷を降りる際、連れを待たせて焦りつつ、履くのに悪戦苦闘ってな事態が回避できるワケです。

この「SPM-1402」にはもうひとつ、大きな特長があります。それは近年増えつつある雨の日においても気おくれなく履けるよう、徹底して防水性能が追求されているという点です。まず、スピングルカンパニーがゴアテックス認定工場である強みを活かし、多くのマウンテンブーツなどにも採用されている防水透湿素材「ゴアテックス(GORE-TEX)ファブリクス」が搭載されました。そしてさらには、アッパーに製革段階で防水加油剤を加えたゴアテックス仕様のスエードを使い、トウガードやヒールガードにはラバータッチの本革を採用。シュータンに水かきを付け、サイドゴアは二重構造にし、シューレースやヒールプル(ヒールカップ上部に取り付けられた引き手)などの細部にも撥水(フッ素)加工を施すという徹底ぶりです。要は、見た目がそれっぽいというだけじゃなく、防水性能においても本格マウンテンブーツのエッセンスが取り込まれたスニーカーになっているのです。

ということで、履き心地は軽快な街靴ながら、アウトドア仕様よろしく全天候でガシガシ履けちゃう、なんとも頼もしい、この新作ミドルカット。スニーカー慣れした人にとってはブーツの入門編として有力候補になりますし、スタイルに山っぽいテイストを加えてみたいものの「マウンテンブーツは脱ぎ履きが面倒で……」ってな人にもかなりオススメ。また、雨や雪の日の備えとしても大いに期待できる1足になることでしょう!

ゴアテックス ファブリクスをソックス状に成型したもの

写真上は、米・W.L.ゴア&アソシエイツ社の防水透湿性素材「ゴアテックス ファブリクス」をソックス状に成型したもの。「SPM-1402」は、これを組み込むことで雨などの水は浸入させず、かつ汗などを効率よく発散させることで靴中環境をつねに快適なものにしてくれるのだ。

SPINGLE MOVE スピングルムーヴのSPM-1402

左/ゴアテックス搭載商品は製品化された段階で、W.L.ゴア&アソシエイツ社指定の特殊な透湿防水試験を受けなくてはならない。この大変厳格な試験をクリアすべく、「SPM-1402」では、なめしの段階で防水加油剤を加えた「ゴアテックス フットウェア」仕様のスエードをアッパーに採用。右/さらに、そのアッパーにラバータッチレザーのトウガードやヒールガードを組み合わせることで、より防水性能を高めてもいる。

SPINGLE MOVE スピングルムーヴのSPM-1402

左/雨にさらされた靴は、シュータン周りからも水分の浸入を許してしまうものだが、「SPM-1402」ではシュータンの左右に水かきを縫い付けることで、それを防いでいる。右/サイドゴア仕様の靴では、ゴアベルトから雨が染み込んで足を濡らす懸念が払拭できない。が、本品においては、フッ素加工(撥水加工)を施したゴアベルトを二重に張ることで、そうしたトラブルを回避しているのだ。

SPINGLE MOVE スピングルムーヴのSPM-1402

シューレース(左)やヒールプル(右)にいたるまでフッ素加工を施すという徹底した撥水仕様に! なお、シューレースはブラックの平ヒモがデフォルトだが、付属の丸ヒモに付け替えると(トップ写真参照)、Dカン&カギホックハトメとのコンビネーションにより、さらにマウンテンブーツやトレッキングシューズのようなたたずまいにできるのだ。

バルカナイズ製法

靴本体と硫黄を加えたゴム底材を釜に入れ(写真)、熱と圧力を加えることでゴムを硬化させ、アッパーとアウトソールを強固に結合させるバルカナイズ製法では、型崩れやソール剥(は)がれが起きにくく、屈曲性に富む靴が出来上がる。しかも「SPM-1402」においてはゴアテックスの搭載などと相まって、この製法が防水性にも大きく寄与しているのだ。なお、生産に手間を要し、特殊な設備も必要とあって、今日、国内でバルカナイズ製法を行える靴メーカーは稀だが、スプリングカンパニーは広島の自社工場にて、この製法で1足ずつ丁寧に生産している。

スピングルムーヴ
「SPM-1402」

製法:バルカナイズ
アッパー素材:牛革(防水加工スエード)
ソール素材:ラバー
サイズ:XS(22.5cm)~XL(28.5cm)
カラー:ベージュ、ダークブラウン、ダークグリーン
価格:各3万3000円

問い合わせ先/スピングルカンパニー東京企画室 ☎ 03-3871-2171
https://www.spingle.jp/

※表示価格は税込


文/山田純貴

Begin Recommend

facebook facebook WEAR_ロゴ