ジワジワ劣化を防げ! 達人に聞いた腕時計の基本メンテナンス術
肌身離さず身に着ける相棒なのに、意外とメンテナンスする意識が薄い腕時計。毎日使うものだしケアしなければ劣化しちゃうこともあるので、装着時の注意事項や基本メンテナンス術をおさらい。
腕時計の基本メンテナンス術
汗や汚れの定着を防ぐべし
基本的に腕時計の大敵は汗や皮脂汚れ。放っておくと細かなゴミを吸着してジワジワ劣化していくので、定期的にやわらかい布で拭いてあげるのがマストだ。後は流水は腐らずというコトワザにならって、リューズをこまめに動かしてやるとサビなども防止しやすい。
ブレスの汚れは水で薄めた中性洗剤と歯ブラシで!!
もっとも汚れが堆積しやすいのが、ブレス部分のコマとコマの隙間。ケース部をラッピングし、歯ブラシに水で薄めた中性洗剤を付けて、やさし~くゴシゴシすればOK。
ときどきリューズを回す
自動巻きやクォーツ式の時計は、勝手に動いてくれるがゆえにリューズを巻く機会がなかなかないもの。長い間巻かずにいるとサビの原因にもなるので、ときどき回すようにしよう。
セイコーウオッチ 広報宣伝部
加藤秀明さん
メンテナンス達人
旗艦ブランドのグランドセイコーを含め、メンズ商品全般の広報業務を担当する敏腕。日々のお手入れについても一家言あり!
[ビギン2018年1月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 文/山田純貴 間中美希子 礒村真介 黒澤正人 スタイリング/佐々木 誠