帽子のじつは…!?　キャップとハットの知っ得ケア術

帽子類はついメンテを怠りがちなもの・・・。お気に入りの帽子を末長～く使うには？ キャップとハットとそれぞれの知っ得ケア術を披露いたします。

じつは…帽子の寿命は叩いて延ばす

Before

帽子の内側には、大抵汗止めやフィット感を向上するためのスべリが備えられている。頭と最も密着度が高い部分なのでケアは必須。

【1】スベリの黄ばみを拭く

中性洗剤をごく少量水にといてスポンジに馴染ませたら、スベリ部分を優しく叩いてあげる。汚れが浮き出るまで叩く。

【2】水を含ませたスポンジで再度拭く

洗剤付きスポンジで満遍なく叩いたら、水だけをつけたスポンジで汚れが浮き出た泡を拭き取る。乾かせばご覧の通りピッカピカ♪

After

キレイに！！

スベリの劣化を防ぐのがカギ！

「汗をかきやすい額に密着する分、帽子は実は嫌〜な匂いを発するアイテムの筆頭候補」と言う小田嶋さん。

メンテナンスのポイントはズバリ､汗や皮脂汚れが付着するスベリ（内側のライナー）部分のお手入れそうで、「汚れが目立ってきたら水洗いするのが鉄則。洗剤を使って優しくゴシゴシしてあげれば、黄バミが軽減して匂いの元となる汚れも除去できるし、カビなどの発生も防げるので、寿命もグッと延ばせると思いますよ」

寿命を延ばすならこんな手も

事前にスベリに貼る

両面テープでスベリ部分に着脱できる帽子用ライナー。ライナー自体は洗濯可能。さらに予備テープも付属しているので、繰り返し使えるという嬉しい仕様だ。1000円。（問）CA4LA ショールーム　TEL.03-5775-3433

CA4LA
小田嶋勇司さん

メンテナンス達人

世界中の帽子を一堂に会す人気ショップのプレス。数え切れないほどの帽子を愛でてきた、自他ともに認めるデイリーケア賢者。

※表示価格は税抜き

［ビギン2018年1月号の記事を再構成］
写真／植野 淳　文／山田純貴　間中美希子　礒村真介　黒澤正人　スタイリング／佐々木 誠