味出しか色残しか、それが問題だ。デニムの洗い方の基本
毎日のようにケアが必要な衣類のメンテ=メインは洗濯ってことで、ここでは「洗濯王子」としても名を馳せる中村祐一さんに取材。あまりに身近すぎておざなりになりがちな洗濯&メンテのあれやこれやをお送りします。今回のテーマは「デニム」です。
じつは…色を残すか味を出すかでデニムの洗い方は正反対
洗うたびに自分の脚に馴染んできます
デニムの洗い方は色落ちをさせる/させないで大きく異なるので下の表を一読されたし。「色落ちさせない場合も、皮脂がデニム地へのダメージとなるので洗わないのは論外。洗剤はお洒落着用のもの、もしくはデニムブランドからも専用洗剤が出ているので、それを使う味を長くキープできます(中村さん)」。
代表的なデニムの基本メンテ術
色を残す | 味を出す | |
---|---|---|
洗うときは? |
裏返し |
そのまま |
水温は? | 常温(クリーニング店では氷水の場合も) | お湯(40℃くらい) |
洗剤は? |
専用洗剤 or お洒落着用洗剤
|
粉末洗剤 |
コースは? | 手洗いコース | 標準コース |
写真のデニム専用洗剤/ウエアハウスの〈デニムウォッシュ〉2592円。(問)ウエアハウス TEL.03-5457-7899
[ 洗濯家 ]
中村祐一さん
メンテナンス達人
家業がクリーニング店だったことから洗濯の奥深さに目覚め、日本初の洗濯アドバイザーとして活躍。メディアへの出演も多数。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年1月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 文/山田純貴 間中美希子 礒村真介 黒澤正人 スタイリング/佐々木 誠