Nov 7, 2022

雪国ムーンスター!! 「スペラン®コア」ソール搭載でさら進化

MoonStar ムーンスターのスペランコアシリーズ

凍結路面でも気おくれなく歩けちゃう、真冬に一番頼れる靴です！

秋が深まり、間近に来たる冬への備えもそろそろ……という季節になりましたが、そうした準備のなかに雪の日の足元対策も加えたいところ。たとえば、朝の通勤で凍結した路面を歩かねばならないときのため、グリップ性の高い靴の用意は必須かと思います。

そこで、ここではそんなシーンで大いに頼りにできるムーンスター（1873年、現・福岡県久留米市にて創業。前・社名は月星化成）の新商品を紹介したいと思います。

ゴム底靴のオーソリティである同社が誇る雪寒地向けの防滑テクノロジー「スペラン®（SUPERANT®＝SUPER ANTI-SLIPの略語）」。これは1985年、当時の技術担当者が氷の上でも滑らないシロクマの足裏の体毛をヒントに開発した靴底材で、ゴム材にガラス繊維を垂直状に掛け合わせることで、歩行時に本底が着地面に突き刺さって、たとえ氷上であってもすぐれたグリップ性を発揮するというものです。

以後、今日にいたるまでに「スペラン®」はさまざまなバリエーションへと発展。現在では-20℃の低温でも硬くなりにくい耐寒ラバーに超微細ガラス繊維を垂直配合させて、低温環境下においても硬化することなく、つねに柔らかさと弾性を維持しつつ、すこぶるすぐれた防滑性を発揮するハイテクソールに進化を遂げています。しかも、このほど登場した「スペラン®コア（SUPERANT® CORE）」においては、その耐寒ラバーに超微細ガラス繊維のみならず、チップ状のリサイクルラバーも配合。結果、「スペラン®」の従来からの特性はそのままに、耐摩耗性がさらに向上しました。

ここに紹介するのは、その「スペラン®コア」を搭載する初の製品として発売された3型のブーツ＆シューズ。アッパー全面に採用されている人工スエードには本スエード以上に高い撥水性が備わっており、ライナーには化学素材メーカー、小松マテーレ（1943年創業。本社：石川県能美市）が開発した、透湿防水機能にすぐれた特殊ポリウレタンフィルム「サイトス（SAITOS®）」を採用。これらが「スペラン®コア」と相まって、凍結した路面でも、濡れたタイルの上でも、あるいは激しく雨や雪が降る日にあっても気おくれなくガシガシ履くことができ、しかも、つねにサラッとムレを感じることなく足元を快適に保ってくれるフットウェアになっています。

と、こんなに高機能で、従来以上にすり減りにくくもなって、おまけに信頼のジャパンメイド……と、イイこと尽くし（！）であるうえ、じつは無理のないプライス設定というのが、これまた嬉しいところ。「たまにしか降らない雪のために大きな投資は嫌だなぁ」ってな人でも、この値段なら大いに納得では？　ということで、雪で道が凍った朝には必須であることはもちろん、雨の日にも活躍してくれる、この「スペラン®コア」シリーズ。冬備えの一足として超オススメです！

1956年第一次南極観測隊

1956年、第一次南極観測隊より特殊防寒靴製造の依頼を受けたムーンスター（当時の社号は日華ゴム）は、-20℃という環境での活動に必要な機能を備え、かつ「緊急時の着脱が簡単」「室内で靴を脱ぐ習慣にも合う」「衛生面が確保できる」などの条件を満たすブーツを開発した。そして、このときの実績が、のちの「スペラン®」誕生へと発展していったのだ。

スペランコア

底前、ヒールのそれぞれの接地部分に設けられているのが「スペラン®コア」。-20℃の低温でも硬くなりにくい耐寒ラバーに、垂直に立った状態のガラス繊維をかき合わせることで氷結した路面などでも滑りにくく、かつ低温環境下でも弾力性を維持する「スペラン®」だが、「スペラン®コア」では、その耐寒ラバーにチップ状リサイクルラバーが配合されたことで、既存の「スペラン®」を凌ぐ耐摩耗性を獲得している。

ムーンスターのスペランコアシリーズレースアップブーツ