ルーペ デザイナー 木村 献さんをめぐる、これからのシン・スタンダードとは　#084

「CDを聴くアナログの楽しみが快適になって蘇る」
ルーペ デザイナー 木村 献さん

パンクやガレージロックなどの音楽が大好きで、学生時代から長いことポータブルCDプレーヤーを愛用してきました。ただ5年ほど前、イヤホンは有線、音が飛ぶ、電源が電池という面倒に耐え切れなくなった……。

そこで一度サブスクに切り替えたのですが、2年ほど前から、最先端の利便性より、不便でも味のあるモノが気になってきて。そこでこのホットのブルートゥース対応CDプレーヤーを購入しました。

今さらCD……、と思われるかもしれませんが、何を聴こうかCDを選び、ジャケットから取り出して再生し、音楽を聴くこのワクワク感が楽しい。ブルートゥースでケーブルの煩わしさから解放され、USB充電も楽々。

何より、防振機能が備わっているので音飛びしません。プツッと音が途切れるイライラがなく、タテヨコ気にせずカバンに放り込める。収納の仕方もストレスフリーなんですよ。

若い頃からの音楽との接し方はそのままに、面倒なく機能的に使える。これっていちプロダクトとして、理想的だと思うんです。

最近は毎朝の出勤前、その日に持ち歩くCD3枚を選ぶ時間が至福。今日は大人っぽい服装だからジャズ、ちょい攻めてるから陽気なスカなど、着こなしに合わせて選ぶのも気分が上がるんですよね。長いこと集め続けているCDの山の前で、気づけば10分くらい選択に悩んだりしています（笑）。

HOTT［ホット］
ブルートゥース対応CDプレーヤー

ブルートゥース対応スピーカーにも接続が可能。クルマでもCD再生を楽しむことができる。再現性の高いHi-Fi高音質ながら、最大10時間の連続作動も可能と使い勝手がよい。Φ14.2×H2.8cm。1万2099円（concertgoer）

 
※表示価格は税込み

［ビギン2022年10月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。