コティ ビューティ&ユース 中島小太郎さんをめぐる、これからのシン・スタンダードとは #081
「自然にも都会の部屋にも馴染む新しい“器”のカタチ」
コティ ビューティ&ユース ディレクター 中島小太郎さん
アウトドアでのステンレス食器といえばシェラカップが定番ですが、調理用途で使わない人にとっては取っ手が微妙にジャマだと思いません? モヤモヤしつつも漫然と使っていたんですけど、この春見つけた「テオン」の真空断熱ボウルが一発でそれを解消してくれました。
断熱=持ち手が不要なので、シェラカップのように余計なスペースをとることがありません。もちろん冷え込む朝に注いだホカホカのスープは温かいまま、炎天下で作ったカキ氷は冷たいまま。おまけに軽いですし。
でも、それ以上にデザインがいい。ソリッドなステンレスではなく、手馴染みのいい波形の仕上げが施されています。アウトドアギア然としておらず、ハンドクラフト的な温もりがある。なので普段から愛用しています。
実際に我が家のインテリアも山には寄せていなくて、北欧家具とかが好きなんですが、そこにも自然と馴染みます。コティで提案しているアウトドアとの付き合い方は、日常は都会での暮らしを楽しむ人を想定しているので、個人的にもシンパシー大。
サイズもちょうどよくて、リモートワーク中にタンブラーにアイスコーヒーを注いだり。もちろん真空断熱で結露しません。
家⇔外兼用できるギアは数多くあれど、これは機能もデザインも抜群。キャンプ道具というよりは、“器”というジャンルの新しい定番になり得るんじゃないかな。
Teon[テオン]
真空断熱テーブルウェア
ガレージブランド、ネルデザインワークスのneruさんらが立ち上げた「ログ」プロジェクトによる器ライン。スタッキングにも対応する。ボウルΦ118×H60mm。3630円。タンブラーΦ78×H86mm。2970円(ログ)
コティ ビューティ&ユース ディレクター
中島小太郎(なかじまこたろう)
1979年生まれ。昨年デビューしたアウトドアレーベルを牽引しつつ、ビューティ&ユースのバイヤーも兼任。プライベートでもキャンプに親しみ、シーズン中は多忙の合間を縫って月2ペースで足を運ぶ。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。