エースが最新作、“ビズザック”って何だ？

まぁ～るいカタチでON＆OFFシーンを全方位カバーします！

PCや書類などがしっかり収まるよう、ブリーフケースと同様にビズリュックはスクエアボディであるのが基本です。まぁ、当然といえばそうなのですけれど、それを休日にも使うとなると、そのカクカク（！）した形ゆえにイマイチ、カジュアルにマッチしなかったりします。ということで「OFFにも同じリュックで！」ってなニーズに応えてくれるビズリュックをご紹介しましょう。

それは、ビズリュックのリーディングメーカー、エースが今月（2022年9月）、「エース（ace.）」ブランドからリリースした「ラグマスター（RUGGMASTER）」なるモデル。同社がOFFにも使えるようと、アウトドアザックに用いられるデザインやタフ素材を取り入れて開発したユニークなビズリュックです。写真からもお分かりのとおり、一見してプレーンな外観で、これにブラックナイロンが醸し出すキリッと引き締まった表情が相まって、オフィスカジュアルのみならずスーツに合わせても違和感のないたたずまいに仕上がっております。

それでいてPC収納に対応し、多様なポケットが適材適所に配置されるなど、ビジネスバッグに求められる各種機能が満載となっているのは、エースの従来からのビズバッグと変わりなく、しかし、本胴の天マチに丸みをつけたシェイプにすることで、デイリービジネスや短期出張、休日カジュアル、はてはアウトドアシーンまで……と幅広いシーン＆スタイルに全方位に適合する背負いバッグになっているわけです。

ところでエースでは、この「ラグマスター」を「ビズザック」と称しております。ザックとは登山用リュックのことで、（本来の意味での）バックパックとほぼ同義語です。先述したとおり、「ラグマスター」にはアウトドアザックに用いられるデザインや素材が取り入れられていますから、「ビズザック」というのは的を射た表現といえます。「ビズリュック」という言葉を広めて定着化させるに大きく貢献したエースですが、この造語もまた、新たなカテゴリーを指すものとして育っていくかもしれません。

ということで、よりカジュアル顔のビズリュックを探している人や、「ONもOFFもひとつのバッグで」というミニマル志向派のニーズに直球で応えてくれる、この「ビズザック」。トレンドを先取りしたい人たちにもオススメします。

本胴に撥水性雨具に匹敵する高耐水性（耐水圧1万mm以上！）ナイロンを使用。また、各コンパートメント＆アウトポケットのうち、ジップ付き開口タイプではテープ部分にコーティングを施し、耐水仕様に。と、悪天候に見舞われやすい、この季節にも安心して使えるよう、徹底した雨対策がこうじられているのだ。

メインコンパートメントは2室あり、このうちの前室では水筒など厚みのあるモノも収まり、短期出張時には着替えの収納に役立つ。一方、後室は柔らかなパイル生地が使われたPC収納部で、周辺機器が収まる吊りポケットも併載。また、フロントポケットにはメモ帳などを収めたいフラットポケットをはじめ、ペンスロットやキーフックなど各種オーガナイザーが備わり、両横マチに設けられた折りたたみ傘＆ペットボトル収納用ポケットは、未使用時にスナップ留めでフラットにできる設計だ。

背胴左下に設けられた縦ジップポケットは背負い時において防犯性が高いうえ、片方掛け状態の際、ケイタイなどの出し入れがスムーズに行えるよう設計されている。背胴パネル、およびショルダーハーネス裏面に通気性にすぐれ、摩耗で衣類を傷めにくいエアメッシュを使用。写真上では見えていないが、ショルダーハーネスにはズレ落ちを防ぎ、胸元で高さ調節が可能なチェストベルトも備わっている。

素材や基本デザイン、各収納部の数＆配置などは同一ながら、サイズ＆容量が異なる3タイプで展開中。いずれも日本人の平均身長をもとに、バックレングス（首の第7頸椎から腰骨の上部分までの背骨の長さ、すなわち背面長のこと）に収まるサイズ感であるため、背負い姿に違和感がなく、また、背負い心地の良いものになっている。

問い合わせ先／エース　☎ 03-5843-0606
https://www.ace-dot.com/

※表示価格は税込

文/山田純貴