特集・連載
アウトドアや防災用にも! 味付けは濃いめだけど栄養価たっぷりの宇宙食
宇宙からきた凄いモノ ZOZO創業者の前澤氏が宇宙へ行ったり、JAXAが宇宙飛行士を一般募集したり、近頃お空のムコウ側がアツイ! また通信インフラを支えるなど、今や宇宙は我々の生活に欠かせない存在。ってことで、さまざまな宇宙の“凄い”を集めてみました。 この記事は特集・連載「宇宙からきた凄いモノ」#05です。
宇宙飛行士のお楽しみが食事タイム。出てくる宇宙食は、厳格な審査をクリアした安全で高栄養価、かつ味にもこだわったもので、地上でもアウトドアや防災用としておすすめです。
ちなみに微重力空間では顔がむくんだり鼻が詰まりやすく、味覚も鈍くなるため、宇宙食には味付けは濃いものが多いそう。関東人と相性いいかも。
いつものカレーよりスパイシーさ増し増し!
House[ハウス食品]
スペースカレー
宇宙ステーションの長期滞在用に開発されたレトルトビーフカレー。微重力空間で変化する味覚に対応し、スパイシーで濃い味付けに。また骨密度の低下を防ぐため、通常よりカルシウムを多く配合。吸収を促進するビタミンDやイソフラボンも含まれている。540円(宇宙の店)
宇宙の香りが楽しめる紅茶も!
SPACE TEA[スペース・ティー]
宇宙の香りがする紅茶「SPACE TEA」
宇宙ではとけた金属のような甘い香りがする。そう表現されるのは、宇宙空間に漂うギ酸エチルという成分が理由だ。パイナップルやラズベリーなどにも含まれ、独特の果実臭が特徴。そんな香りを再現した紅茶で一息ついて、宇宙に思いを馳せてみて♪ 2160円(Romanthings)
アポロ11号とアポロチョコ
1969年、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功。その記念に、宇宙船を模した三角形のチョコが爆誕! ちなみに同じ機械を使ってできたのが、きのこの山!
アポロ
[宇宙の凄いウラ話]
味噌汁が人気!? 国境なき宇宙食
「僕は味噌汁が好き♡」野口聡一さん
国の食文化が反映される宇宙食はコミュニケーションツールにもなり、他国の宇宙飛行士と交換したりすることも。日本人の間で人気はカレーですが、野口聡一氏が好きだと言う味噌汁は、海外勢から大好評だったとか(中島さん)
教えてくれた人
宇宙開発エンジニア ナカシマサイクルファクトリ店主
中島義之さん
宇宙開発関連企業に23年間勤務。19年に退社後、自転車専門店やJAXAの宇宙機器開発実験を支援する会社を経営。サイクルウェアも企画、近々宇宙由来のケブラーを用いた世界初の下着を販売予定だ。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。