ブルックス ブラザーズ純日本製ポロカラーシャツは、むしろ濃厚アメトラだ！

BDシャツ界の最高傑作が“らしさ”全開でカムバック！

ポロカラーシャツといえば、ブルックス ブラザーズが誇るトラッド世界遺産。本誌でも幾度となく紹介してきたBDシャツのオリジンは、これまで時代とともにマイナーチェンジを繰り返してきましたが、今回のリニューアルは……、なんと生地から縫製まで“純”日本製！

米国製が供給しにくくなった今、究極ベーシックの再構築を目指すべく、日本の技術力に白羽の矢が立ったというわけです。

ターゲットとしたのは、特に高い品質を誇った2005～15年のポロカラーシャツ。当時、日清紡と共同開発したスーピマコットン100％のオックスフォード生地を再び採用し、縫製は福島の老舗シャツ工場に依頼。生地の質感から細かいミシン設定、ディテールに至るまで、当時の仕様が完全再現されています。

さらに、長らく既製品では展開されていなかったトラディショナルフィットの復活も朗報。アメリカらしいゆったりとしたシルエットは、今のスタイリングにドンピシャです。

日本の技術力によって、薄まるどころかますます増したアメトラ濃度。むしろ本家本元の風格がほとばしります。
 

“80年代イエロー”も約40年ぶりにカムバック！

Brooks Brothers［ブルックス ブラザーズ］
SUPIMA COTTON POLO COLLAR SHIRT TRADITIONAL FIT
スーピマコットン ポロカラーシャツ トラディショナルフィット

生地作りから縫製まで日本製。2005～2015年の仕様を巧みに再現した米国老舗の意欲作だ。定番の白、青、キャンディストライプに加え、80年代に人気だった色みを完全再現したイエローが登場。全4色展開。各2万900円。

濃厚ポイント① Fit
“トラディショナルフィット”が20年以上ぶりに既製品で登場！

古き良きゆったりフィットが逆に今っぽい！

ブルックス ブラザーズのブルゾン5万8300円、同Ｔシャツ6600円（3枚セット）、同パンツ2万8600円、同ベルト1万4300円。その他はスタイリスト私物。

身頃と袖ぐりにたっぷりとゆとりをもたせたトラディショナルフィット。一番古くから展開されるフィットであり、近頃はパーソナルオーダーのみで展開していたが、日本製ポロカラーシャツの登場とともに復活！　この古き良きゆったり感が逆に今っぽいでしょ？

濃厚ポイント② Fabric
日清紡と開発したスーピマ綿100％を再び

かつて日清紡と共同開発したスーピマコットン100％のオックスフォード生地も復活。原料は従来と同じ上質な米綿で、ソフトな肌触りと耐久性、そして品のいい発色が持ち味だ。

濃厚ポイント③ Button
正統なるポリエステルボタンも復活

ボタンは貝ボタンではなく、ポリエステル製を復活。スーパーデュラブルと呼ばれるボタンは家庭での洗濯にも耐える丈夫さがウリ。合理性を重んじる米国らしいディテールだ。

ちなみに……定番リージェントフィットも純日本製でアップデート！

胸囲や腕回り、ウエストを絞ったシルエットで、ドレス⇔カジュアルどっちも使いやすいリージェントフィット。近年の定番シルエットのポロカラーシャツもトラディショナルフィットと同じく日本製に。
 

ありそうでなかった“生成り”に注目！

ブルックス ブラザーズのＴシャツ6600円（3枚セット）、同デニムパンツ2万8600円。

Brooks Brothers［ブルックス ブラザーズ］
SUPIMA COTTON POLO COLLAR SHIRT REGENT FIT
スーピマコットン ポロカラーシャツ リージェントフィット

リージェントフィットは細身なだけでなく、着丈も短めに設定されているため、裾を出して着てもバランスよく決まる。また、これまで展開のなかった新色のエクリュ（生成り色）もラインナップ。ありそうでなかったナチュラルカラーが、定番の白とはひと味違うこなれた雰囲気を演出。全6色。各2万900円。
 

半袖もあり！

残暑が続く今の時季なら、半袖のリージェントフィットもまだしばらく活躍してくれそうだ。オン⇔オフ問わず幅広く着回せる。こちらももちろん日本製。全3色。各1万9800円。

 
商品の問い合わせ先／ブルックス ブラザーズ ジャパン
☎ 0120-02-1818
https://www.brooksbrothers.co.jp/
 
※表示価格は税込み

写真／若林武志　文／押条良太（押条事務所）　スタイリング／武内雅英（CODE）　ヘアメイク／北村達彦