特集・連載
業界のカリスマが選ぶ一生モノとは
結局得する「一生モノ」 うまい棒に牛丼、電気代まで値上がりだって!? どうする?どうなる?日本経済、ぼくらの未来。Beginが愛するベーシックな服や靴や小物を見ても、値上がりこそすれ、値下がる気配はありません……。こんな時代に誰がした? 否、こんな時代だからこそ!せっかく買うなら、ず~っと使えて、長~く愛せるモノこそ絶対正義! この記事は特集・連載「結局得する「一生モノ」」#34です。
誰に何を言われようと己が信じた道を突き詰める。その道のプロフェッショナルたちが、これまでの人生で一番!と推す一生モノをご紹介!
トラッド古着の一流が選ぶ「一番長〜く着られるベスト」
フォロワー数5万人越えの古着フリーク
ボンビュー 代表 大島拓身さん
20年以上ビームスに勤めた後、2020年に高円寺で念願の古着店をスタート。特にネイティブものに一家言あり! YouTubeにて「タクミクロージングチャンネル」も絶賛配信中。
ジーンズと同じように育てる楽しみが味わえる
オルテガ[ORTEGA]
チマヨベスト
1980年代以前に作られていたと思われる、赤いサイズ表記のチマヨベスト。黒文字表記になる1990年以降の製品よりもシルエットはゆったりしているため、より今の気分にマッチする♪ 2万4000円(ボンビュー)
昔ながらの製法を守って作られるチマヨベストは、いわば工芸品。独特の色柄から難易度の高いアイテムと思われがちですが、意外と華美にならずどんなアイテムにも馴染んでくれるんです。
インナーとしてもアウターとしても優秀ですし、生地が丈夫だから、ジーンズと同じように一生かけて育てられるのも魅力です。(大島さん)
靴磨きの一流が選ぶ「一番毛が抜けないブラシ」
靴磨きの世界王者
ブリフトアッシュ 代表 長谷川裕也さん
20歳のとき、東京駅の路上で靴磨き人生をスタート。南青山に専門店、ブリフトアッシュを設立し、17年には靴磨き世界大会で初代王者に輝くなど、靴磨き界の若きキーマンだ。
江戸屋謹製の頑丈ブラシは15年経っても抜け毛知らず
Brift H×EDOYA[ブリフトアッシュ×江戸屋]
シューズブラシ
江戸時代から約300年続く刷毛、ブラシメーカーの老舗「江戸屋」とコラボしたシューズブラシ。毛足が長く、適度にハリのある馬のたてがみが、靴についたホコリを優しく落としてくれる。1万1000円(ブリフトアッシュ)
靴磨きのファーストステップに欠かせない、ホコリ落とし用のブラシ。どれがいいかと聞かれたら間違いなく江戸屋製です。
手植えで作られたブラシは、ギュッと目の詰まった毛量が特徴で、さらに毛を植える際に使うテグスを鉄製に替えることで、より強靭に。15年使った今も、全然毛が抜けることなく調子いいですね。(長谷川さん)
髭剃りの一流が選ぶ「一番泡立つブラシ」
カミソリの神様
カミソリ倶楽部 代表 竹内教起さん
カミソリに関わり30年。シェービング文化の普及に心血を注ぐ熱き紳士。「面倒でも、良質なアイテムで毎日髭を剃り、優雅な時を楽しむ」ことこそダンディズムの信条とする。
KAMISORI CLUB[カミソリ倶楽部]
シェービングブラシ
アナグマの細い毛は脂分を含むため水に濡れても束にならず、毛穴の汚れをしっかり掻き出してくれる。泡立ちもよく、きめ細かいホイップクリームのようなテクスチャーが特徴だ。H115mm。1万3200円(カミソリ倶楽部)
23歳で初めて手にしてから、かれこれ25年以上愛用しているアナグマヒゲブラシ。寒冷地に生息するアナグマ特有の毛質により、汚れ落ちも泡立ちもすこぶるいいんです。肌のマッサージ効果があり、ブラッシング後は血色もUP!
髭剃りは男の儀式。このブラシを使う度、つくづく男性でよかったなぁと実感します。(竹内さん)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。