特集・連載
アウトドア界の一流が選ぶ一生モノとは
結局得する「一生モノ」 うまい棒に牛丼、電気代まで値上がりだって!? どうする?どうなる?日本経済、ぼくらの未来。Beginが愛するベーシックな服や靴や小物を見ても、値上がりこそすれ、値下がる気配はありません……。こんな時代に誰がした? 否、こんな時代だからこそ!せっかく買うなら、ず~っと使えて、長~く愛せるモノこそ絶対正義! この記事は特集・連載「結局得する「一生モノ」」#32です。
誰に何を言われようと己が信じた道を突き詰める。その道のプロフェッショナルたちが、これまでの人生で一番!と推す一生モノをご紹介!
焚き火の一流が選ぶ「一番火で歪まない焚き火台」
40台もの焚き火台を所有する“焚き火バカ”
アウトドアプランナー 猪野正哉さん
アウトドアプランナーをはじめ、モデルなどマルチに活躍。千葉に「たき火ヴィレッジ〈いの〉」を設立するほどの焚き火マニア。これまで使用した焚き火台は50種以上、現在40台を所有。
muraco[ムラコ]
サテライトファイヤーベース
独自の切削加工技術を活かし、筒状の本体からアームとレッグが出てくる一体型に。説明書不要で簡単に素早く組み立てられ、携行性にも優れる。W45×H25×D42cm(収納時Φ7×41cm)。1万9800円(シンワ muraco事業部)
本体とメッシュはカラビナで簡単にセット
焚き火台ってじつは、大概のモノは火で歪んだりして一生は使えないんです。でもこの焚き火台は、本体と薪をのせるメッシュをカラビナで接続する珍しい構造で本体に熱が伝わりにくいのか、全然歪まないんです。
薪をのせるほどに安定する丈夫さ、コンパクトな収納性など、ストレスなく使える仕様もヨクデキです。(猪野さん)
釣りの一流が選ぶ「一番バンに合うブランケット」&「一番破れないベスト」
日本人最年少でプロ入りした話題の兄弟
プロフライフィッシャー 杉坂ブラザーズ 兄/友大郎さん(左)、弟/亮渓さん(右)
兄弟ともに米国FFI公認フライキャスティングインストラクターの資格を有す、釣り界の若きホープ。最近はクラシックなファッションを着こなす2人のセンスも注目の的だ。YouTubeチャンネルや管理釣り場「岡崎トラウトポンド」の運営など精力的に活動。
クラシックなトラウト柄が車中泊を盛り上げてくれる
FILSON[フィルソン]
トラウトブランケット
まさに釣り人にはピッタリな、2尾のトラウトをジャカード織りで表現したブランケット。ガーゼのように柔らかいコットン製で、オールシーズン活躍する。自宅洗いも可。W203×H162cm。2万8600円(アウターリミッツ)
遠征や早朝から釣りに出ることが多く、よく車中泊をします。で、車内用に昨年購入したのがこのブランケット。愛車はフォードのクラブワゴン。米国の古きよきバンと雰囲気が合うのはコレだ!と即決しました。
ヴィンテージ風の色柄が絶妙だし、肌触りもよく洗濯機でも洗えるので、この先も末永く付き合う予定です。(杉坂亮渓さん)
極厚キャンバスが過酷なフィールドで大活躍
FILSON[フィルソン]
ティンクロスゲームバッグ
同社の名作ベストは、ボディにオイル加工を施した14ozのティンクロスを使用。耐久性と撥水性に優れ、前後に備えた大型のポケットにより収納力も抜群だ。胸元のベルトはブライドルレザー製。2万3100円(アウターリミッツ)
激しい地形の多い源流域では、タフなウェアが必須。フィルソンのベストは昔から変わらないデザインと、この先もずっと使えるヘビーデューティな生地に惚れ込み購入しました。
大容量の立体ポケットは中身が落ちにくく、水辺でも安心。実際は釣り用のものじゃないけど、これが僕にとってベスト・オブ・ベスト!(杉坂友大郎さん)
自転車の一流が選ぶ「一番古くならないロードバイク」
2000台の自転車に乗った男
自転車ジャーナリスト 菊地武洋さん
この道30年のベテランジャーナリストで、自転車に関する人気著作も多数。業界のなかでも群を抜く自転車好きとして知られ、人生の累積試乗台数は、なんと2000台越え!(驚)
これぞ自転車界のロールスロイス!
cinelli[チネリ]
レーザーミア
ナショナルチームへの機材提供を行っていた伊の名門。80年代に登場した伝説モデル、レーザーのスチールフレームを忠実に再現しつつ、現代的なカーボン製で復刻した。フレームセットのみ販売。71万5000円(ポディウム)
チネリのレーザーと言えば自転車好きなら誰もが憧れる伝説的モデルで、80年代当時はスチールとリムブレーキモデルの世界最高峰。カーボン素材で復活すると聞いた時は飛びつきました。
正直、今なら最先端の高性能モデルは他に色々あるけど、いつの時代も色褪せない永世モデルはレーザー以外にあり得ないですね。(菊地さん)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。