エディフィス 大瀧北斗さんをめぐる、これからのシン・スタンダードとは #070
「雲上のニューバランスをもっと雲上にする肉厚パイルの足袋型ソックス」
エディフィス バイヤー 大瀧北斗さん
5本指のソックスがひと昔前に流行りましたよね。なんせ見た目がアレだったので穿かなくなっちゃいましたけど(笑)、穿き心地は本当によかった! あの気持ちよさに匹敵する着用感で、なおかつスニーカーにも革靴にも合うという誰もが求める、そして何より僕の理想形のようなソックスに、今年出会ったんです。
足袋みたいに二股に分かれたつま先は、親指とそれ以外をセパレート。親指が自由に動くこの構造は歩くときにベストな設計らしくて、たしかに長時間穿いていても疲れにくいんです。
指の間にスキマができるからムレにくいし、抗菌防臭加工のおかげか嫌なニオイもしない。さらに、トウはシームレスでゴロつきのないリンキング製法で繋ぎ合わせられ、足裏からアキレス腱あたりまで細か〜いパイル地がカバー。
高級なドレス系のソックスにもこういう細リブのものがありますが、ここまで足裏パイルが肉厚なのってそう多くはない。機能的だけど、くるぶしから上は上品だから、革靴に合わせたって違和感がないんです。
ちなみに、愛用しているナイキの足袋型シューズにはコレ専用!?ってくらいシンデレラフィットしますし、ニューバランスとセットで穿けば、ゴロつきのないフィットとの相乗効果でマジで包み込まれるような穿き心地。この組み合わせからはもう一生、足を洗えないかもしれません(笑)。
The Role design[ザ・ロールデザイン]
ピギーソックス
オーソドックスなリブソックスに、足袋型のつま先デザインを融合。つま先はリンキング製法で繋ぎ、かかとは立体的に成型されている。抗菌防臭機能も搭載。「ピギーソックス」2530円(スタンレーインターナショナル)
エディフィス バイヤー
大瀧北斗(おおたきほくと)
1984年生まれ。28歳でバイヤーに抜擢され、現在はエディフィスのほぼすべての企画に関わる。シューズのサイズは29cmと大きめで足回りのストレスも人一倍多く、ゆえにソックスの快適性にも執念を燃やす。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。