各国の警察が採用! MAGNUMの真正サービスシューズが日本上陸
足元を好印象にするまぁるいカタチがラブリー♡ で、スペックは超本格
Beginが大好きなワークシューズの1カテゴリーにサービスシューズ(service shoes)があります。あらためてサービスシューズとは何かを説明しますと、それは軍が指揮官や将校、兵士らに支給する公式認定の靴のこと。「service」には「軍務=国民への奉仕」の意味があることから、こう呼ばれるのです。そして、それらにはレースアップタイプ、いわゆるミリタリーブーツなども含まれます。が、狭義では1940年代~1990年代に米国海軍が式典などの際、ドレスコードとして指揮官や将校らに支給した軍靴のことを指し、さらに言えば、そうしたモノのうちの、いわゆるオフィサーシューズ(officer shoes/丸みに富む木型が使われた、黒い外羽根式プレーントウ)に限定し、こう呼ぶのが一般的となっています。近年では、この用語は各国の軍や警察、消防隊といった公的機関が支給するドレスタイプの革靴の総称に拡大され、さらにはそうしたプロフェッショナルシューズのスタイルや仕様を取り入れた民生品も、このカテゴリーに含む傾向にあります。
さて、ここからが本論です。英国発のアウトドアライフスタイルブランドとしておなじみのハイテック(HI-TEC)の派生ブランド、マグナム(MAGNUM)がこの7月中旬、一般市場に向けて、各国の警察に採用されているサービスシューズを発売しました。じつはマグナムは、軽量で動きやすい特殊部隊用タクティカルブーツ(tactical-boots/ 警察や軍の特殊部隊用ブーツのこと)の開発をFBIから依頼されたことがきっかけで誕生したブランドです。現在も英国軍をはじめ、各国の警察、消防、警備などにプロフェッショナルフットウェアを供給しています。
今回、日本上陸を果たした「アクティブ デューティ(ACTIVE DUTY)」は、僕たちがサービスシューズだとイメージするとおりの外羽根式の黒いプレーントゥ。アッパーに耐久性が高く、足なじみがいいフルグレインレザーを、本底に防滑性にすぐれたラバーソールが採用されています。また、インソールは、スポーツシューズなどにも多用されている「オーソライト(Ortholite®)」。1997年にグレン・バレット氏が創設した米国のインソールメーカー、オーソライト社の製品であるコレはオープンセルPUフォーム(ウレタン素材の一種)から成り、軽く、通気性、放湿性、防臭性が高く、クッション性に富むうえに、その持続性にもすぐれるという、インソールに求められる各種機能を兼備するスグレモノです。
サービスシューズらしい丸みを帯びた木型は、今どきのビジカジスタイルやリラックスダウンしたカジュアルにもマッチし、足元に好印象をもたらします。それでいて長時間履き続けてもつねに快適で、雨の日にも余裕で対応。デイリーで気おくれなくガシガシ履くことができるのは、欧州規格をクリアした本格プロ向けのハイスペックシューズだからこそです。
写真左/「MAGNUM」と「OrthoLite®」のダブルネームがプリントされた「オーソライト」インソールはクッション性、通気性、放湿性、防臭性などを発揮して靴中の環境を良好なものにする。写真右/防滑性ラバーソールは、濡れたタイル上でも確かなグリップ性を発揮し、快適な歩行を提供する。
「アクティブ デューティー」
アッパー:牛革
インソール:「オーソライト」
アウトソール:ラバー
サイズ:23.0~29.0cm ※ハーフサイズなし。
カラー:ブラックのみ
価格:1万7600円
問い合わせ先/ムーンスター カスタマーセンター ☎ 0800-800-1792
https://www.hitec-footwear.com/
https://www.hitec-footwear.com/feature/lifestyle-collection-22fw/
※表示価格は税込
文/山田純貴