Xの姿で岩を登れるのはガゼットのおかげでした
X-pause(Xの姿)
Xはおろか左右に180度開脚してもホラ、快適♪
グラミチがクライマーの間に広まったヒミツは股間にあり。股下部にガゼットクロッチと呼ばれる菱形の布を縫い合わせることで、直立時はやや余るマチとなるものの、岩壁で両足を大きく開脚しようとする際に突っ張り知らず。
ちなみに英語での正しい発音はガセットで、ガゼットは日本の服飾界のみで通じる慣例上の誤記だったりします。へぇ~×100。
クライミングパンツの原型を考案した
GRAMICCI[グラミチ]
ユーティリティ ジップオフカーゴ
ガゼットクロッチに加え、片手で操作できるゴムウエストのウェビングベルトもグラミチの大特徴。これはバックパックのハーネス用バックルから転用したと言われている。もちろんこのカーゴパンツにも搭載! 1万6500円(インス)
ジップオフで夏場も活躍
これが股下のガゼットクロッチ
ガゼットクロッチはカンフーパンツから着想!?
創業者マイク・グラハム氏が、ブルース・リーが見事な開脚で蹴り技を決める映画に閃き、ガゼットクロッチに引用したんだとか。
1995年のカタログ
※表示価格は税込み
[ビギン2022年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。