クリエイティブな東京発の眼鏡ブランド「ユウイチトヤマ.」

YUICHI TOYAMA.【ユウイチトヤマ.】

ユウイチトヤマ.のデザイナーである外山雄一氏は、かつて大手眼鏡メーカーのインハウスデザイナーとしてメゾンブランドのフレームを手掛けていた人物だ。

外山氏は2009年に前身となるブランド、アッシュを設立。自身が眼鏡デザイナーとして25周年を迎えた2016年に、現在のブランド名に変更し、新たに始動した。

同ブランドは、「伝統と革新」をテーマに、日本で受け継がれる職人技と革新的なデザインで、新たなメイド・イン・ジャパンを提案する。

2021年には、五人の職人との出会いから生まれたプレステージライン「ユウイチトヤマ：ファイブ」が登場。こちらは100%オリジナルパーツで構成されており、蝶番にはヘキサゴンネジを採用。付属の専用カード形ネジ回しでユーザーがメンテナンスできる仕組みだ。

また、「ユウイチトヤマ／ディー」は、ジャパニーズモダンをテーマに、クラシカルな佇まいに、装飾を削ぎ落としたシンプルなデザインで、多くの人が取り入れやすいコレクションだ。

そして、その人気は日本のみならず、ヨーロッパでも高い。これまで日本の眼鏡ブランドは「品質」が評価されることが多かったが、ユウイチトヤマ.は「デザイン」でも海外で支持される稀有なブランドである。だからこそ、世界中のバイヤーが新作の発表を心待ちにする。クリエイティブな東京発のブランドだ。

2022年に「ユウイチトヤマ.」を注目すべき理由

Point 01.長いキャリアを誇る眼鏡デザイナーの実力
Point 02.クリエイティブなコレクションの数々
Point 03.ヨーロッパで認められた高いデザイン性

1.品番 ディアブロ
サイズ 47□23　価格 7万7000円

《ゴールドリムが生むラグジュアリーな存在感》
10mm厚のアセテート生地を削り、ゴールドのメタルリムを合わせたラグジュアリーなウェリントン。レンズまわりを斜めにカットした「テレビジョンカット」で、ヴィンテージの趣も表現した。

2.品番 ビーコン
サイズ 47□24　価格 7万7000円

クリアカラーを採用した丸みを帯びたヘキサゴン（六角形）シェイプ。フレームに内蔵されたゴールドのメタルパーツが透けて見えるのがポイントで、コンビフレームのような高級感を醸し出す。

3.品番 UD-139
サイズ 47□21　価格 3万1900円

程良いボリューム感のデミ柄ウェリントンは男女を問わない万能デザイン。前から見た時にスッキリと見えるクリングスパッドを採用しており、細身の円柱形テンプルでスマートな印象に。

4.品番 U-121
サイズ 48□22　価格 3万7400円

メタルのインナーリムを組み込んだクリアカーキのウェリントン。シルバーのメタルリムは見る角度によってキラリと光り、目元を上品に彩る。テンプルエンドには白い七宝のアクセントも。

5.品番 U-113
サイズ 47□22　価格 3万7400円

スモーキーなクリアグレイのボストンシェイプに、ゴールドのメタルリムを組み合わせてモダンな雰囲気に。細身ながらも存在感があり、メタルの質感の高さも感じられる秀逸なモデルだ。

6.品番 U-112
サイズ 44□21　価格 4万2900円

インフィニティー（∞）形状のブリッジにアセテートリムを合わせたコンビネーション。レンズシ ェイプはボストンだが、デミ柄のフロントが少し吊り上がったキャットアイシェイプになっている。

7.品番 U-135
サイズ 43□23　価格 4万5100円

往年の鼻眼鏡のエッセンスを取り入れた「フィンチシリーズ」のオクタゴン。外径が直線、内径が曲線という対照的なラインをバランス良く配置することで、切れのあるギークっぽさを演出した。

8.品番 トウキョウ
サイズ 47□21　価格 6万6000円

フロントはβチタンのシート材をプレスと切削で仕上げた強靭な一体成型。リムと一体となったブリッジは、通常のプレス加工に加え、250トンの高圧プレスを3度行って立体感を出している。

9.品番 U-136
サイズ 44□23　価格 4万5100円

メタルリムにアセテートリムを合わせたクラウンパント。ストレートのブロウラインと、柔らかな下リムのラインが特徴的で、ヨーロッパのヴィンテージフレームを彷彿とさせる力強い意匠だ。

10.品番 U-131　
サイズ 44□24　価格 4万2900円

透明なデミ柄のアセテートを透過して、上下に分かれたメタルリムが見えるユニークな構造。小ぶりのヘキサゴンシェイプは程良い存在感があり、横からチラリと見えるメタルリムがアクセントに。

11.品番 U-107
サイズ 46□23　価格 4万1800円

2本の縄跳びから着想し、チタンワイヤーを上下で組み合わせたダブルダッチ構造のラウンドシェイプ。レンズとフレームの隙間がデザインポイントで、リム線を台形にすることで輪郭も強調した。

12.品番 U-101
サイズ 54□17　価格 3万9600円

オーバーサイズのティアドロップは、2本のチタンワイヤーで構成したダブルダッチ構造で、よりファッショナブルな雰囲気に。ゴールドのノーズパッドが小さいながらも存在感を発揮。

13.品番 UD-134
サイズ 45□22　価格 2万9700円

日本の伝統的な家紋である「平四つ目」からインスパイアされたスクエアシェイプ。正方形に近いコロンとしたフォルムはレトロな印象があり、掛けると知的な表情をつくってくれる。

「ニュートラル」がコンセプト

デザイナーの外山氏は自身に課した5つのルーティン（見る、考える、描く、作る、壊す）を根幹にデザインする。「ニュートラル」をコンセプトにシンプルで独創的な眼鏡を提案。

※本記事は『本格眼鏡大全』の抜粋です
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