日本の巨匠が手掛けるモードなアイウェア最前線「ヨウジヤマモト」

YOHJI YAMAMOTO【ヨウジヤマモト】

日本を代表するモード・ブランドとして、世界のトップに君臨し続けるヨウジヤマモトは、ファッションデザイナーの山本耀司氏が1981年に設立したブランドだ。

同年のパリコレクションで鮮烈デビューを果たし、当時はタブーとされていた「黒」を前面に押し出したショーを発表。“黒の衝撃”と称されて一大旋風を巻き起こしたのは今から約40年前のことだ。

そんなヨウジヤマモトのアイウェアコレクションは2015年にスタート。フレームは「本質への統合」「非対称」「異素材との組み合わせ」「伝統とモダンの融合」という、氏のもつスタイルをインスピレーションにデザインされている。

実際にフレームを見てみよう。トップ写真の「19-0060」はメタルブロウとメタルリム、アセテートリムという異なる3要素を組み合わせたデザイン。随所に余白がある複雑なデザインながらも、掛けるとすんなり顔に収まり、ブロウタイプのスクエアとして見事に調和している。

また、フロントサイドのヨロイやテンプルなど、随所に“Y”をモチーフにしたデザインを取り入れているのも特徴だ。“Y”の形状にすることでフレームの軽量化や柔軟性を高める役割も果たしている。

シルエットやデザインが斬新で機能性をも内包するヨウジヤマモトは、眼鏡好きもファッション好きも魅了する、モードなアイウェアの最前線である。

2022年に「ヨウジヤマモト」を注目すべき理由

Point 01.異素材や複雑なパーツを見事に融合させる
Point 02.随所に見られる“Y”のモチーフ
Point 03.デザインから生まれる軽さや掛け心地

1.品番 19-0060
サイズ 50□21　価格 4万4000円

《“スケルトン”な斬新過ぎるブロウタイプ》
“空間と余白”をテーマに、フラットなメタルブロウを組み合わせたフラッグシップモデル。フロントサイドの隙間からテンプルがつながるユニークなデザインで、見る角度によって表情が変わる。

2.品番 19-0043
サイズ 49□22　価格 4万4000円

1990年代の力強いデザインテイストや空気を感じさせるラウンドシェイプ。リムとブロウが別パーツになっており、シグネチャーロゴの“Y”をあしらった二股のヨロイでより立体的なフォルムに。

3.品番 19-0042
サイズ 54□21　価格 4万4000円

デミ柄のアセテートリムとメタルブロウを合わせたコンビネーション。ブロウの間に生まれた隙間が目元のアクセントになる。“だまし絵”のようなユーモアのあるデザインだ。

4.品番 19-0059
サイズ 49□22　価格 4万4000円

メタルブロウにプラスチックリムを組み合わせたコンビボストン。ソリッドなメタルの質感に、黒やピンクのミックス柄のフロントがよく映える。異素材が織りなすコントラストが美しい。

5.品番 19-0052
サイズ 49□22　価格 4万4000円

オーセンティックなラウンドシェイプに、“Y”をイメージした二股のヨロイが特徴的。テンプルにはシグネチャーロゴを配しており、レトロでありながらも近未来的な雰囲気に仕上がっている。

6.品番 19-0055
サイズ 46□22　価格 4万4000円

フレンチヴィンテージの伝統的なシェイプであるクラウンパントに、デミ柄フードを合わせた遊び心あるデザイン。“Y”をモチーフにしたシグネチャーテンプルでしなやかな掛け心地を実現した。

7.品番 19-0053
サイズ 50□21　価格 4万4000円

マットブラックのメタルブロウに、クリアパープルのプラスチックリムを合わせたコンビスクエア。スッキリとした印象がありながらも、ブロウやブリッジの重厚感でクラシックな装いもプラス。

8.品番 19-0037
サイズ 47□23　価格 3万9600円

ベーシックなデミ柄のラウンドシェイプは作りに注目したい。メタルパーツでリムの前と後ろから留める技法は、往年のヴィンテージフレームに見られたもので、レトロな味わい深さがある。

9.品番 19-0035
サイズ 46□22　価格 3万9600円

ブロウタイプのメタルナイロールは、レンズ下部をストレートにカットしたユニークな玉型を採用した。ブロウとリムが別パーツになっており、サイドやブリッジの隙間が目元のアクセントに。

10.品番 19-0056
サイズ 51□19　価格 4万4000円

シートメタルを採用したオーバルシェイプ。柔らかなラインとブリッジやフロントサイドの隙間がポイントに。マットブラックとシルバーのツートーンがエレガントな雰囲気で女性にもオススメ。

11.品番 19-0058
サイズ 48□21　価格 4万4000円

均整のとれたボストンシェイプに、特殊なラミネート加工でアセテートを合わせたテンプルを採用。異なる質感を効果的に用いることで、従来のオールメタルにはない、新たなテイストを表現した。

12.品番 19-0057
サイズ 47□22　価格 4万4000円

’90年代のテイストをブラッシュアップして、現代風に昇華したメタルラウンド。立体的な幅広のリムに中抜き加工を施したテンプルを合わせており、軽快さがありつつ力強さも感じさせる。

13.品番 19-0054
サイズ 49□20　価格 4万4000円

シンプルなメタルボストンは、テンプルにスリットを入れることでモダンな雰囲気に。中抜き加工を施したテンプルは軽くてしなやか。デザインと機能を高次元で両立させた1本だ。

“Y”がモチーフ

ヨウジヤマモトのアイウェアには“Y”がモチーフのディテールが隠されていて、このテンプルエンドにはシグネチャーロゴの“Y”が刻まれている。実際のフォントに似ているので比べて欲しい。

※本記事は『本格眼鏡大全』の抜粋です
※表示価格は税込み