レトロな雰囲気に惚れる!! ミステリーランチの新「ミッションローバー」

「ミッションローバー」にはサイズ＆容量違いの計3タイプがあるが、この「ミッションローバー60プラス」のみ、エキスパンド（拡張）機能が備わっている。これにより、容量を約15ℓ増やすことができ、1週間程度の旅行や出張にも対応が可能となる。全3色展開で、写真上はウッド。他にブラック、シャドウあり。

タフ＆高機能ながら、コットン調生地採用で見た目はマイルド

ワーク＆アウトドアパックのブランド、ミステリーランチ（MYSTERY RANCH／2000年、米国北西部モンタナ州ボーズマンにて創業）の、このバックパックを目にしたときの印象。それは「おっ、古着っぽい生地が雰囲気満点！」というものでした。近年、バックパックの生地は、見た目にも耐久性の高さが実感できるハイテク系が主流ですが、この新作にはそれらとは一線を画したレトロで、どこか懐かしい味わいがあるのです。

ミステリーランチが「バックパック型のスーツケース」という位置付けで展開している「ミッションローバー（MISSION ROVER）」は、たたんだ衣服も収まりやすいスクエアシェイプに、多彩な収納部、背負い×斜め掛け×手提げの3way仕様を特徴とするトラベルモデル。旅行や出張にはもちろん、キャンプパックにもちょうどよく、デイリーでも重宝する汎用性の高さが自慢の人気パックです。

ここに紹介するのは、その「ミッションローバー」の新バージョンで、外装素材を「コーデュラナイロン」から「プレーンスパンナイロン」に乗せ換えたものとなります。コットンのような風合いのスパン糸（繊維長の短い原料を紡績した糸の一種）からなる、この生地は柔らかい風合いと、多少の毛羽立ち＆色ムラが特徴。手に触れたときのアタリはやさしく、表情にはニュアンスがあり、「コーデュラ」と比べてより深い味わいが感じられます。ワーク＆アウトドアのバックパックというと、概して見た目にハードなイメージがあって、それは「ミッションローバー」の「コーデュラ」製も同様ですが、対して、この新バージョンは「プレーンスパンナイロン」効果で、シャープな直線シルエットでありながらもマイルドなたたずまいに仕上がっております。

とはいえ、PC用スリーブやシューズポケットなども備わった高機能＆多機能ぶりは従来バージョンと同様で、ガシガシ使い倒せるタフさもしっかり健在です。で、サイズ＆容量はといえば3タイプがあって、「ミッションローバー30」は1～2泊程度に、「ミッションローバー45」は2～3泊程度にちょうどよく、｢ミッションローバー60プラス」なら1週間程度に対応が可能。この夏に計画している旅行やキャンプの滞在日数に一番適った大きさのものをお選びください。

スクエアフォルムのシャープシルエットにプレーンスパンナイロンの柔軟な質感が組み合わさって、洗練さを見せつつも、やさしさを感じさせる絶妙なたたずまいに仕上がっている。写真の「ミッションローバー30」は1～2泊程度にちょうどいいサイズ＆容量。左はブラック、右はシャドウ。他にウッドもあり。

背負い、肩掛け、手提げの3wayで、ショルダーハーネスとショルダーストラップは未使用時に胴に格納でき、胴の上部、側面の2か所にある手提げハンドルで縦持ち＆横持ちが可能。さらに「45」と「60プラス」にはウエストハーネス（これも胴に格納が可）も備わっている。写真は「30」の、向かって左側面。左下にシューズコンパントメント開口部のジッパーエンドが見える。ちなみに、このコンパートメントの搭載も3タイプ共通だ。

写真左／「オフィスコンパートメント」と位置付けられたフロントポケットには、最大15インチまでのタブレットやノートPCが収まるパッド入りスリーブ、伸縮性のあるポケット2室、それらの対面にジップ付きメッシュポケット2室が備わっている。写真右／クラムシェル（ハマグリなど二枚貝の貝殻のこと）型で180°開口するメインコンパートメントは、衣服などの収納にも対応するシンプルな構造。対面には小物の収納に便利な大型メッシュポケットなどが搭載されている。

問い合わせ先／エイアンドエフ　☎ 03-3209-7575
https://www.mysteryranch.jp/

※表示価格は税込