ボタン＆バックルで気軽に着られる やまと×スノーピークの新感覚和装

見た目シック＆着心地楽チン！ いなせな着物男子デビューはコレで

近年、夏に浴衣を街で着こなす男子が目立つようになりました。たしかに昨年＆一昨年は例の感染症の影響で外出がはばかられましたが、今年の夏はあらためて和装を楽しむ人たちが増えることでしょう。と、そんなニーズに応えるユニークなアウターのご紹介です。

着物専門店やまと（1917年創業。本社：東京都渋谷区）と、アウトドアブランドのスノーピーク（1958年創業。本社：新潟県三条市）。この2社のコラボにより、「アウトドアシーンで気軽に着ることができるKIMONO」をコンセプトに掲げ、2018年にスタートした「OUTDOOR＊KIMONO」。2022年春夏アイテムでも、毎シーズン使用してきた東レの高機能ポリエステル織物「Dot air™（ドットエア）」を引き続き採用しています。軽量で、通気性に富み蒸れにくいうえに、速乾性も備えるとあって夏用のワークウェアなどに多用されている、このハイテク素材。そのなかでも薄手のものにシワ加工を施して、パナマ織り（粗目地の平織り生地の一種）のような表情やサラリとした風合いを追求した生地が用いられています。

その最新作の1アイテムである「クイック ドライ アウトドア キモノ（Quick Dry OUTDOOR KIMONO）」（トップ写真）は、浴衣調のデザインでありながらも帯は不要で、それに代えてボタンとバックル付きベルトで前身頃を留めるという、他社製では類を見ないユニークな着物。和装の美しさはそのままに、お気軽に、かつ楽チンに着用できて、Tシャツの上に重ね着してもサマになる新スタイルの和服となっているのです。

浴衣を着て夏祭りや花火大会を楽しむのもいいな～、な～んて毎年うっすら思っていても「艶っぽく見えちゃうのもイヤだなぁ」と躊躇する人もいらっしゃいましょう。が、ご覧のとおり、この「クイック ドライ アウトドア キモノ」はプレーンの生地であるうえ、スノーピーク由来のアウトドアな風味も添加されて、たたずまいはシンプル＆シック。「よし！　これなら自分にもありかも」と納得したら、本格的な夏が到来する前にオーダーを。ちなみに製作期間は約3週間。時期を逃すべからず！

「クイック ドライ アウトドア キモノ」は帯なしで着用できる気軽さが特徴。代わりに、前身頃はボタン、および付属のバックルベルトでまとめる設計だ。また、本品の上に「HAORI」（下記参照）を重ねて着用してもよし、風呂敷感覚でモノを包み込んでもよし、敷布にしてもよし……とさまざまな使い方ができるのだ。

2022年5月30日発売予定の「アウトドア キモノ クイック ドライ ハオリ（OUTDOOR KIMONO Quick Dry HAORI）」は、脇ポケットや取り外しができるフードが備わったユニークな羽織物。「KIMONO」と同じ生地で、ブラック、ブラウンの2色展開。仕立てパターン＆納期も「KIMONO」と同様だ（下記参照）。各5万2800円。※「HAORI」はやまと限定販売

問い合わせ先／やまとオンラインストア
https://store.kimono-yamato.com/

※表示価格は税込

文/山田純貴