“アメリカの良心”と称されるペンドルトンの「チーフジョセフ」ブランケット
Pendleton(ペンドルトン)
150年以上続く伝統は今も色褪せることはない
昔も今も“ペンドルトン=あの柄”と誰もがパッと思いつく、まさに唯一無二の存在。ネイティブ・アメリカンとの関係構築や功績から“アメリカの良心”と賛辞され、その代表作が「チーフジョセフ」のブランケットです。
大首長ジョセフが永遠の不戦を誓い、その平和への想い・勇気・決断を称えて作られたのが始まりというエピソードも、オトコ心にグッと来るでしょ?
またブランケットのみならず、ファッションでも雑貨でも、伝統のネイティブ柄を用いると、馴染むどころかシャレ感がグッと格上げ。そんな不思議な魅力、もうタダモノじゃありません。
ネイティブ・アメリカンとの交流がペンドルトンの歴史を物語る
PENDLETON[ペンドルトン]
チーフジョセフ ブランケット
1877年、ジョセフ首長にちなんでチーフジョセフと呼ばれるブランケットが誕生。1920年代にお馴染みの柄で織られ、以降、実用的なアイテムとしてファンを魅了し続けている。W163×H203cm。5万3900円(エイアンドエフ)
1928年以降、ブランドアイコンとして使われてきたビジュアル、通称“フレンドリースコット”
1920年代、自動車の登場によりブランケットが重宝される
柄研究
サンタフェ サキソニー
1860年代にメリノウールを使って発達した、ナバホ族のブランケットに着想を得た柄。
ノース スター
ネイティブ・アメリカンにとって重要な、信頼できる目印とされる北極星をイメージ。
ジェローム
先住民族に伝わる、伝統の幾何学模様がコレ。ペンドルトンでもメジャーな柄の一つである。
コヨアカン
メキシコ先住民族のアートに着想を得て作られた柄。ナワトル語で「コヨーテの地」の意。
アローヘッド
先住民族の間で生命や魂を意味する、アローヘッドを巧みに組み合わせた幾何学模様の柄。
キャニオンランド
本社で発見され商品化。ユタ州キャニオンランズ国立公園の荘厳な景観を反映したとされる。
アビキュー サンセット
女性画家ジョージア・オキーフも愛した、ニューメキシコ州アビキューの日没を描いた柄。
チーフジョセフ
大酋長ジョセフを称えたブランケットの柄で、この柄自体は1920年にデザインされたもの。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。