“存在感”で勝負する職人が作る「内藤熊八作」の日本的眼鏡

NAITO KUMAHACHI【内藤熊八作】

内藤熊八作は福井県鯖江市で創業40年を超える「内藤眼鏡」が2017年にスタートした新鋭ファクトリーブランドだ。「クラシックとモダンの融合」をコンセプトに、ヴィンテージフレームのようなデザインをベースにしながら、直線と曲線を組み合わせた立体感のあるフレームを提案している。

ちなみにブランド名の「熊八」とは、デザイナーである内藤裕之氏の愛犬の名前だとか。ブランド名からもユニークなセンスが窺える。

実際にフレームを見てみよう。メタルラウンドの「N-038」（トップ写真）は、丸みを帯びたレンズシェイプや中抜き加工を施したブリッジが特徴的。ブリッジやリムは角をしっかりと立てることで、奥行きのあるデザインになっている。

太めのリムにはコインエッジが、ブリッジには繊細な稲穂の彫金が刻まれており、高級感を漂わせる。フレームの彫金は他にも多用されていて、富士山や鱗柄など日本的なモチーフを取り入れたものもある。

また、すべてのパーツがオリジナルで、職人が一から作っているのも特徴。鼻筋にしっかりとフィットする「熊八オリジナルノーズパッド」も好評だ。

このように内藤熊八作のアイウェアは、職人が生み出す美しいディテールと、スパイスを効かせた程良い個性を備えている。ありきたりな眼鏡では満足できない、本物志向の方にこそふさわしい。

だから本格眼鏡な「内藤熊八作」のポイント

Point 01.鯖江の新進気鋭ファクトリーブランド
Point 02.クラシックだけど一味違う重厚なデザイン
Point 03.高級感あふれる繊細な彫金模様

1.品番 N-038
サイズ 45□24　価格 4万1800円

《技ありカラーのメタルラウンド》
ノーズパッドのない一山式ブリッジを採用した丸眼鏡は、グレイ×イエローゴールドのツートーンというメリハリの効いたカラーリング。中抜き加工に加え、角を立たせたブリッジも特徴的だ。

2.品番 N-037
サイズ 48□24　価格 4万1800円

小ぶりのメタルスクエアは、フロントの上下がピンクシルバーとゴールドに分かれた上品なツートーンになっている。太めのリムやブリッジに刻まれた複雑な彫金が高級感を醸し出す。

3.品番 N-031
サイズ 49□21　価格 3万6300円

縁なしのツーポイントはレンズ裏にメタルバーを這わせることで、デザインのアクセントにしつつ、強度を増した。バーにはブリッジと同じ繊細な彫金が施されており、目元を強調してくれる。

4.品番 N-027
サイズ 46□22　価格 3万5200円

ボリューム感のあるメタルリムにアセテートのインナーリムを合わせたコンビボストン。細くスッキリしたインナーリムはクリアグレイのグラデーションで、より軽快に掛けこなせる。

5.品番 N-017R
サイズ 48□22　価格 3万3000円

正面から見るとスマートな印象のメタルボストンは、厚さ3mmのリムを使用しており、横から見ると重厚感がある。マットグリーンで塗装されたリムは程良くカジュアルで、目元を柔らかく彩る。

6.品番 N-016R
サイズ 47□22　価格 3万3000円

マットネイビーのリムが落ち着いた印象を与えるメタルボストン。3mmの分厚いリムには彫金模様が施されており、ネイビーの塗装から模様が浮き出て、さりげないアクセントになっている。

7.品番 N-034
サイズ 48□22　価格 3万3000円

クラシカルなクラウンパントは、リムをマットグレイに塗装することで都会的な趣に。丸みを帯びた細身のテンプルはチタンの芯金にクリアのアセテートを合わせており、柔らかな肌当たりが魅力。

8.品番 N-015R
サイズ 48□22　価格 3万3000円

アンティークゴールドのスクエア。厚さ3mmのリムには鱗形の彫金が施されており、分厚いおかげで模様がはっきりと見えて、気品ある佇まいに。レンズの厚みをカバーできるのも嬉しい。

9.品番 N-032
サイズ 48□22　価格 3万9600円

細身のアセテートにエッジを立てた太いブリッジを合わせたコンビボストン。スモーキーなクリアグレイのササ柄生地に、マットシルバーのメタルパーツが好相性で、重い印象になり過ぎない。

10.品番 N-028
サイズ 50□21　価格 3万7400円

鮮やかなクリアグリーンが目を引くサーモントブロウ。ボリュームのあるリムやテンプルには繊細な彫金が施されている。重厚なシルバーのメタルパーツにグリーンのコントラストが美しい。

11.品番 N-104
サイズ 44□21　価格 3万800円

軽快なクリアグレイのアセテートを使用した小ぶりのクラウンパント。エッジを立てたブロウや彫金を施したメタルパーツの効果で、さりげなくレトロなデザインにシャープさが加わっている。

12.品番 N-105
サイズ 49□21　価格 3万3000円

クリアブラウンのウェリントンはテンプルに注目。芯金の表裏には彫金が刻まれており、透明感のある生地から模様が透けて見えるゴージャスな仕様だ。テンプルエンドの熊の足形も可愛らしい。

13.品番 N-106
サイズ 47□21　価格 3万3000円

黒縁のクラウンパントは、テンプル外側が透明な生地になっており、彫金を打った中の芯金がすべて見えるスケルトン仕様。チラリと見えるシルバーのテンプル芯が横顔を知的に見せる。

ブランド名は愛犬から!?

内藤熊八作というブランド名は「内藤眼鏡」と愛犬の「熊八」を合わせたものだ。アセテート製のフレームには、テンプルエンドに可愛らしい熊の足形が施されたものもある。
 

※本記事は『本格眼鏡大全』の抜粋です
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