特集・連載
パタゴニアのご起源フリースは便座カバーを手本にした!?
傑作アウトドア事典 Ato Z 老舗から新鋭まで読めばゼッタイ欲しくなるアウトドアブランドの傑作を一挙にご紹介! おまけにチルタイムのネタになりそうな傑作のウラ話もたっぷり♪だから、休日前に頭に叩き込めば「 そんなコト知ってるの?」な〜んて尊敬の眼差しもゲットできるかも!? この記事は特集・連載「傑作アウトドア事典 Ato Z」#02です。
Benza(便座カバー)
フリースの最先端はいつだってパタゴニアだ!
創業者イヴォン・シュイナード氏は探していた。ウールに代わる革新的な素材はないのかと。そこで白羽の矢が立ったのが、なんと便座カバー!! 当時便座カバーに使われていたポリエステル製パイル地がウールより軽く、速乾性に優れる点に目をつけたのです。
その後モルデン・ミルズ(現ポーラテック)とともに改良を重ね、フリース素材(通称シンチラ)が完成! しかし、ここで終わらないのが同社。石油由来の繊維が環境に与える影響を慮い、1993年に業界初となるペットボトルが原料のリサイクル・ポリエステル・フリースを開発。SDGsが浸透してきた今から30年も前に行動に移していたとは、アッパレ!
どこまでもエコ意識が行き届いた名品!
patagonia[パタゴニア]
ライトウェイト・シンチラ スナップT・プルオーバー
日常で着やすい8オンスのライトモデル。リサイクル・ポリエステル・フリースに加え、胸ポケのフラップにはバギーズショーツのリサイクルナイロンを使用。1万4300円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス)
ご起源フリースは便座カバーを手本にした!?
①便座カバーをヒントにしたパイルジャケット
②フリースの前身となる“バンディング素材”を採用
③アウトドア界初のペットボトル再生フリース
フワフワ♡の柔らかい肌触り
ペットボトル再生フリース
※表示価格は税込み
[ビギン2022年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。